2016年9月21日水曜日

90パーセントとされるジュセリーノの予言の的中率は、実際は10パーセント程度であることや、ジュセリーノの予言の文書が事件の後に作成されたものであることを指摘している。(1)


 

 

『未来からのスピリチュアルメッセージ』 予言者ジョセリーノ

ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース 講談社  2008/10/2

 

 

 

<あなたの行動が未来を変える>

・私は9歳のころから予知夢を見てきました。その多くは、決して明るいものではありません。とくに最近は、地球温暖化や天変地異など、人類にとって重大な危機ともいえる光景が現れるようになってきました。

 予知した夢の内容は、関係者や公的機関に通知しています。事件や事故、災害などはできることなら回避してほしいし、被害を最小限に食い止めてほしいと願っているからです。

 

・予知夢は、私が〈助言者〉と呼ぶ存在からもたらされる警告です。〈助言者〉も私も、悲惨なできごとを回避したいと思っています。もしもそれが回避することのできない未来であったなら、私が予知夢を見る意味がありません。そうした未来を「運命」のひとことで片づけてしまうとしたら、それはあまりにもネガティブな考え方です。

 

<私のからだに溶け込んだ黄金の光の球>

・その光の球が影響したのかどうかはわかりませんが、まもなく私は予知夢を見るようになっていったのです。

 

・それ以来、「黄金の母」に出会うことはありませんでしたが、最近、日本を訪れてその光の球をふたたび目にすることになりました。

 出雲大社を参拝したとき、波の上に乗った金色の玉の像を見たのです。その瞬間、私は非常に懐かしい気分になりました。そしてそれは、大国主命を国つくりに導いたという「幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)」と呼ばれる神の姿だったのです。それを知ったとき、やはりあの「黄金の母」は、私を導いてくれた霊的な存在だったのだと確信したのです。

 

<自分に与えられた能力の意味を求めて>

・多くの人が、スピリチュアルレベルの向上には厳しい修行が必要だと思っていますが、スピリチュアルな能力はあらかじめ与えられていることがほとんでです。その力を得るための特別なトレーニングというものは存在しません。

 必要なのは、その能力をコントロールできる精神です。

 

<迷う私を導いてくれた2人の先人>

・シャビエル師は、エマヌエルという靈からのメッセージを受け取り、400冊以上の本を書いている、ブラジルではとても有名な偉人です。しかも、著作権を放棄し、印税を慈善団体に寄付して、みずからは清貧な生涯を貫きました。

 

・私を導いてくれたもう一人の人物が、フレイ・ダミオン師です。カトリックの修道士としてブラジルの国民から敬愛される存在でした。

 彼はブラジル各地を歩き回り、貧しい人々の面倒を見つづけて善行を積んでいました。高い精神性をもった人で、行く先々で、それが路上であっても、たちまち人が集まって人だかりをつくるほどでした。

 

<地球温暖化による被害はやまず>

2005年には、地球全体の二酸化炭素の排出量が266億トンに達しました。そしてこの数字は、さらに増えていくことが予想されています。今まさに、急激な勢いで地球の温暖化が進んでいるのです。

 もしも二酸化炭素の排出量が500億トンに達したら、急速に大きな気象変動が起こり、地球環境は壊滅的な打撃を受けることになります。

 今のペースで二酸化炭素の排出量が増えていくと、この数字に達するまでには、あと4年ほどしかありません。もしもそうなったとき、地球と私たち人類にとって、恐るべき事態が引き起こされるでしょう。

 

・私の見る夢は、まさに絶望的な未来を示しています。

 地球の肺と呼ばれているアマゾンのジャングルは、森林伐採によって2027年までに消え去り、砂漠化が進んでしまいます。

 

・気温はどんどん上昇し、日本でも2015年の夏には摂氏57度にまで達してしまいます。

 

・そして、世界各地を熱波や旱魃が襲い、多くの尊い人命が失われます。

 台風やハリケーンなども、地球温暖化による影響で多発するようになり、また被害も甚大なものになっていくでしょう。20058月にアメリカのニューオリンズを襲ったハリケーン・カトリーナは、まだまだこの地球のカタストロフィの始まりに過ぎないのです。

 

<地球の人口の80%がいなくなる!?

・それだけではありません。森林が伐採されたり、温暖化による生態系の変化が起こったりして、それまで人類が接触することのなかったウイルスや病原菌が登場してきます。

 

・「H5N1」と呼ばれる新型インフルエンザが、その代表です。私の見た夢では、2011年にはこの新型インフルエンザが世界的に大流行し、2013年までに7300万人が死亡するという予知がありました。

 さらにデング熱の流行や、まったく新しい「エルス」と呼ばれるウイルスの発生も引き続いて起こります。

 

・そして、干魃と水質汚染があいまって、人類はかつてなかった水不足を体験することになります。たとえ、川や海に豊富な水があったとしても、それを飲み水として利用することはできなくなってしまうのです。

 その結果、2011年からは水資源をめぐって国同士が争い合い、新たな戦争が始まります。

 

・これらはすべて、環境破壊と地球温暖化によって引き起こされることです。そしてそれ以外にも、大地震の続発や火山の噴火、小惑星の地球衝突などの天変地異も起こり、地球に住む人類に大きなダメージを与えることになるでしょう。

 

・私の夢の中で、2043年までには全人口の80%が失われていることを知りました。しかも、何度も繰り返し見ているうちに、そうした絶望的な未来は、少しずつ加速しているのです。

 この状況が続くようであれば、おそらくあと、30年から32年ほどで、人類の80%が死滅してしまうでしょう。私たちは今すぐ、歯止めをかけるためのアクションを起こす必要があるのです。

 

<温暖化が進めば、日本は海に沈む!?

・地球温暖化の影響は、気候や生態系の変化だけではありません。

2038年には南極の氷の80%は融けて水になり、世界中の氷河も次々となくなってしまいます。その結果、太平洋の島々や標高0メートル以下の土地は、海面が上昇して陸地が水没してしまうでしょう。

 

・日本は、地理的にもっとも温暖化の影響を受ける場所に位置しています。もともと地震や火山活動も多いうえに、海面上昇の影響を直接受けやすい場所に位置しています。もともと地震や火山活動も多いうえに、海面上昇の影響を直接受けやすい場所にあるのです。

 そして、2038年、南米プレートの地殻変動に始まり、太平洋地域一帯で地震が頻発し、火山活動も盛んになっていきます。さらに、地震によって巨大な津波も引き起こされるでしょう。

 そして、日本はもちろん、太平洋の島々やオーストラリアまで、その多くの土地が海中に没してしまいます。

 

<今から行動に移すとき!>

・アル・ゴアは、そうした状況を察知して、たくさんの人に伝えようとしました。世界中を飛び回って講演活動をおこない、『不都合な真実』というドキュメンタリー映画を作ったり、本を執筆したりしています。

 

2011年、世界経済の崩壊が始まる!?

・石油の埋蔵量は、どんどん減りつづけていきます。それに代わる新エネルギーの開発や普及が進まない状態で、現在の石油の消費を続けていけば、あっという間に限界が来るでしょう。そのことに気づいたとき、世界中がパニックに巻き込まれてしまうのです。

 結果的には、自分たちの利益のためにとった行動が、自分たちの首を絞めることになるのです。

 そして原油価格の高騰は、製品の生産原価や輸送費に転嫁され、物価は大幅に上昇します。航空運賃も、国際線では通常の運賃に加えて燃油サーチャージを徴収するようになっていますが、利用者の負担はさらに増えていきます。

 こうした経済危機の被害を真っ先に受けるのは、生産コスト上昇のつけを払わされる一般の消費者なのです。

 

<世界中の影響を受けても日本も経済危機に>

・日本もこの影響を避けることはできません。2011年には、日本もふたたび経済危機に見舞われるでしょう。多くの銀行が破綻し、倒産する企業が続出、失業や物価の高騰で、国民の生活は困窮します。

 いくつかの分野では、すでに変化が起きています。社会構造そのものも経済格差が広がって二極分化しています。

 

・ところが現在、日本政府は増税の方向に動きつつあるといわれています。しかし、それは経済破綻の条件を、わざわざ自分たちでつくっていることになるのです。そんなことをしてしまうと、国内産業は衰退し、大規模なリストラが進んで、最悪の状況を招きかねません。

 

<このままでは年金制度は崩壊する>

・日本の年金制度は、遅くとも今から11年以内に適正なシステムを構築しなおさなければ、確実に崩壊します。歳入と歳出のバランスが崩れ、数兆円が不足することになるでしょう。

 

<経済格差は治安の悪化をまねく>

・私がいちばん懸念しているのは、経済格差の拡大や貧困層の増大という問題です。

 

・それはとても危険な道です。私たちブラジル人は、その先になにがあるか知っています。かつてブラジルも、1970年代のオイルショック以後に急激なハイパーインフレに苦しみ、紙幣は文字どおり紙くずになったのです。

 

2017年.新しい経済システムが誕生する>

・世界を襲う経済崩壊の危機も、2017年には新しい経済システムが誕生し、やがて世界を立ち直らせることに成功するでしょう。その中心となるのが日本と中国です。日中の経済学者が共同して研究を進め、資本主義と社会主義のいい面を合わせた経済システムの理論を完成させます。

 

・北欧などでは民主社会主義が取り入れられましたが、そうした理念の代償として高い税金に悩まされています。

 そうしたマイナス要素を取り払い、両者の理想である、自由な経済活動と格差の是正を実現する。それがこのシステムの特徴である。資本主義と社会主義を、〈対立〉でなく、〈調和〉させることで、この理論が導き出されます。

 

・政府と国民は対等のパートナーになります。国民は大きなリスクをともなうこともなく、経済活動をおこない、政府と利益を分け合うでしょう。その結果、政府が国民から税金を徴収する必要はなくなっていきます。

 株式市場は存続しますが、従来の資本主義市場での投資よりも、リスクが少なくなります。不動産の私有も認められますが、所有者が死亡すると、所有権はいったん国に移り、国民に再分配することで活用されるでしょう。

 これは、どの国にも、どの政府と国民にも、有利な結果をもたらします。そのため、理論が完成してから15年から20年のうちに世界各国に波及し、世界を単一の経済システムに統合することができるでしょう。その結果、世界は長い経済恐慌の深淵から立ち直ることができるのです。

 

<世界経済が一つになり、南北格差が消える>

・新しい経済システムは、多少時間がかかりますが、南北格差の問題も解決します。貧しい国がなくなっていくのです。これまでの経済支援や援助のように、お金のあるところから取って貧しいところに再配分するのではなく、経済活動のバランスをとることで、格差を解消していきます。

 このシステムを導入するために、革命や政治的混乱が起こることはありません、移行はとてもスムーズに進むでしょう。

 

・為替の変動相場制は、国際情勢や市場の思惑によって貨幣価値が上下しますが、そうしたリスクもなくなります。各国の通貨は、これまでどおりその国ごとに発行されますが、レートが一定になります。現在のユーロのように、どの国の通貨も世界中で同じように使うことができるようになるでしょう。

 しかし、このシステムが導入されても、国同士の合併や統一に直接、結びつくことはありません。東西ドイツの統一は、非常に特殊なケースでした。EUでさえ、経済面での統一は進んでいますが、政治的な統一にはまだまだ大きな障害があります。

 

<イギリスとイスラエルが世界をリードする>

・しかし、長期的な視点で見れば、現在でも世界経済のリーダーはアメリカではないことがわかります。世界の経済を動かしているのは、常にイギリスであり、国際資本のネットワークをもっているイスラエルでした。アメリカはその尖兵でしかありません。

 

・もちろん、このシステムが導入されても、イギリスやイスラエルが経済をリードします。

 

<ジョセリーノの予言年表>

・ここに掲載した予言は、私が見た数多くの予知夢のうちの一部にすぎません。みなさん一人ひとりの行動によって、これらの「起きて欲しくない予知夢」が一つでも多く現実にならないことを願っています。

 

★(筆者注:2015年以前は省略)

 

2016年・世界各地で新しい天然ガス田が発見されるようになる。

・中国唐山市でマグニチュード9.6の大地震が起こる。

 

2017年・世界各地で旱魃が激しくなる。

・ヨーロッパとフィリピンで大雨のために洪水が発生し、多数の死者と難民が出る。

・新しい経済システムが誕生する。

 

2018年・6月、日本の東海地方でマグニチュード10.6の巨大地震が起こる。

・イタリア・シチリアとカラブリアでマグニチュード9.3の大地震が起こり、津波が発生する。被災者は20万人以上になる。

 

2020年・55日、ペルー・ユンガイでマグニチュード8.9の大地震が起こる。犠牲者は55000人になる。

・カリフォルニア・ポリナスで大地震が起こり、犠牲者は数千人になる。

 

2021年・10月、メキシコで巨大地震が起こり、犠牲者は2万人以上になる。

 

2023年・29日、サンフランシスコでマグニチュード8.9の大地震が起こり、犠牲者は数千人になる。

 

2024年・世界で、最高気温が摂氏74度に達するところが出る。

・バングラデシュでサイクロンのために数千人が死亡する。

・フランスのセーヌ川の水位が上昇し、パリが水浸しになる。

・ブラジルで海岸線の浸食による難民に関して環境会議が開かれる。

・海面上昇と砂丘の浸食で、イタリアのヴェネツィアが水没する。

・世界中の島国や半島の国の存続が危ぶまれる。日本も同様。

 

2027年・アマゾンの砂漠化が拡大する。

 

2029年・世界各地で火山爆発と地殻変動が頻発する。

オランダが水没する。

 

2036年・小惑星アポフィスが地球に大接近する。

 

2038年・南極の氷が80%融解し、世界の海面上昇が激しくなる。

・南米プレートの地殻変動による大地震が起こり、太平洋地域一帯で地震が頻発する。

 

2039年・各地で気温が摂氏63度になり、低地国は水没する。

 

2042年・世界の熱帯化の後、北米を中心に激しい寒冷化が始まる。

 

2043年・このまま環境破壊が進めば、天変地異やウイルスなどのさまざまな要因で世界の人口が減少し、人類の80%がいなくなる可能性がある。

 

 

 

 

<●●インターネット情報から●●>

ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)より、

 

<ジュセリーノ・ダ・ルース>

ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース(Jucelino Nóbrega da Luz, 1960 3- )はブラジルの英会話教室の教師。予知夢(予知的明晰夢)による予言ができる予言者として日本の一部マスメディアで紹介されている。パラナ州マリンガ市フロリアーノ出身。妻と4人の子供がいる。サンパウロ州アグアス・デ・リンドーヤ市在住。

 

評価

 

肯定的なもの

下村博文(自民党 の衆議院議員、元内閣官房副長官、文部科学大臣)

インターネットテレビ「超人大陸」で民主党の議員やテレビ局関係者と共に初来日したジュセリーノの話を聞いたことを報告。ジュセリーノを的中率90%の予言者として紹介し、視聴者にジュセリーノの著書『未来からの警告』(たま出版)を勧めた。末松義規(民主党の衆議院議員)

自身のブログでジュセリーノの著書を読んだことに触れ、日本で起きると予言された大地震について読者に警戒を訴えた。また20071220日放送の日本テレビ系列のジュセリーノの特別番組にもビデオ出演し「ジュセリーノの予言にはファクツ(実績)がある」とコメントした。増子輝彦(民主党の参議院議員)

議員仲間と2時間程ジュセリーノの話を聞いたことを明かす。「結果に対して後付けで予知したようなレトリックを使わないので信憑性が高いそうである」と紹介し、「予知能力の優れた人物に直接話を聞く事は興味深くエキサイティングな体験である」と述べている。藤田幸久(当時、民主党の衆議院議員。現在は同党参議院議員)

200869日のブログで国会議員会館で夕食をとりながら話を聞いたことを報告。「的中率90%という、テレビ・雑誌等で話題の人です。」と紹介。だが、この記述は2010年の春頃にブログから削除されてしまった。

 

否定的なもの

『週刊新潮』

200887日号の『怪しい予言者「ジュセリーノ」の正体-8M6.5の大地震が東京襲う」』と題した記事で、90パーセントとされるジュセリーノの予言の的中率は実際は10パーセント程度であることや、ジュセリーノの予言の文書が事件の後に作成されたものであることを指摘している。『予言者ジュセリーノの疑惑』(晋遊舎 20081215日) ISBN 978-4883808823

ジュセリーノの予言についての初めての批判本。ジュセリーノの予言を正面から検証し批判した内容になっている。山本弘(SF作家 『と学会』会長)

日経BPnet 200917日付けの「ジュセリーノ予言の大ウソ」と題したコラム記事で、ジュセリーノ予言がもたらしたデマ騒ぎを総括し、ジュセリーノの当った予言というものは事件のあとから公開されたものでしかないことと、そして先行予言はまったく的中していないことを説明。そして「予言者の言葉よりも災害対策専門家の助言に耳を傾けるべき」と提言。

 

 

 

『世界の終焉へのいくつものシナリオ』

ジョエル・レヴィ   中央公論新社   2006/07

 

 

 

<巨大津波>

2004年のボクシングデー(1226日)にスマトラ沖で発生した津波は、そんな事態など予想だにしていなかった沿岸地帯に襲いかかり、巨大な波の恐るべき破壊力をまざまざと見せつけた。第一線で活躍する地球物理学的災害の専門家によると、先進国世界の中心的地域もいま現在、巨大津波の危険にさらされていると言う。しかもその津波はボクシングデーの波を遥かに超える超巨大かつ破壊的な波だ。ロンドン大学のビル・マクガイアー教授はこう警告する。アフリカ沖合の小さな島で起きたかすかな地響きが、高さ50メートルにも達する化け物のような波となり、ニューヨーク、マイアミ、リスボンなど環北大西洋沿岸諸国の大都市のほとんどを壊滅させることになるかもしれない、と。

 

・マクガイアー教授によれば、ハワイ諸島や北西アフリカ沖合のカナリア諸島などで見られる火山島は、その側面で破局的な斜面崩落を起こすと、それが引き金となって巨大津波が発生するという。こうした火山はしばしばガレ石が堆積したしまりの悪い地盤でできていて、しかも地震や浸食によって割れ目や穴が蜂の巣状にあき、非常に不安定な状態になっている。噴火や小さな地震が起きただけでも、火山の側面がごっそりと剥がれ落ち、わずか数秒のうちに海中へ滑り落ちる可能性がある。カナリア諸島のラパルマにあるクンブレ・ヴィエハ火山は、そうした斜面崩落を起こす第一候補と考えられている。クンブレ・ヴィエハ火山の西側面は、数百立法キロメートルの岩石からなり、5000億トンの重量がある。1949年の地震の間にわずかに地盤がずれたため、マクガイアー教授は、西側面は、いつ大規模な斜面崩落となって一挙に海に滑り落ちてもおかしくないと考えている。

 

<巨大津波が誘発されるといったい何が起きるか?>

・この津波はカナリア諸島の他の島へ到達した時点で高さ100メートル、人口の集中する海岸地域から生命の気配まで根こそぎする。1時間後にはアフリカの海岸に激突し、57時間後、スぺイン、アイルランドそしてイギリスに依然7メートルの高さを保って襲いかかる。

 西方に向かう津波はほとんど高さを変えない。ブラジルに高さ数十メートルの津波が襲いかかるのは、斜面崩落から6時間後だ。912時間後にはアメリカ合衆国の東海岸地域を襲い、入り江や河口部では波が集中して50メートルもの死の壁となり、マイアミ、ワシントン、ボルチモア、ニューヨーク、ボストンを壊滅させる。

 

・先進国世界の主要都市の多くが壊滅すれば、世界経済は一挙に崩壊する。文明の崩壊にまでは至らなくても、その様相は一変するだろう。

 

<それは過去に発生したことがあるか?>

1792年に日本の雲仙で火山島が崩壊し、それが巨大津波を誘発したほか、1808年にはニューブリテンのリッター島(パブアニューギニアの近く)でも発生している。どちらの場合も数千人が死亡した。先史時代になると、さらに巨大な崩壊と巨大津波が同時期に発生した証拠が存在する。

 

<それは現実に起こりうるか?>

・マクガイアー教授は、平均すると巨大津波は1万年に1度発生していると試算する。

 

・マクガイアー教授は、アメリカやその他の地域への脅威は現実的なもので、真剣に取り組む必要があると主張する。教授によれば、アメリカ合衆国をはじめ各国政府は、大規模な避難行動の体制を整えておく必要があるという。

 

・理論が対立しているため「地球最後の日」となる巨大津波の本来のリスクを評価するのは難しい。結局、不確定な要素があまりに多いので、このシナリオの脅威レベルを低く設定することもできない。クンブレ・ヴィエハ火山の噴火が起きるまで、あるいは他の火山島で予期せぬ崩壊が起きるまでは本当のところはわからないのだ。同時にその時、マクガイアー教授の主張の正統性も試されることになる。

 

巨大津波の発生可能性 レベル2 

ダメージ レベル4 危険度 レベル3

 

<世界の終りは近いのか?>

・本章で取り上げた「地球最後の日」のシナリオの中で、間違いなく文明を脅かすのはただ一つ、超火山の噴火だ。その他のシナリオは可能性が低すぎるか、異論が多すぎる。あまりに巨大で方向を逸らすことも破壊することもできないような小惑星や彗星が衝突する確率はきわめて低い。島の崩壊による巨大津波の脅威については論争中だ。磁極逆転はおそらく災害を引き起こすことはない。そして宇宙論的破局あるいは迷走天体が、問題になるほど地球の近くに出現する確率は天文学的にほぼ確実にゼロだ。しかし、超火山はいつか必ず噴火する。

 

<訳者あとがき>

・本書で著者ジョエル・レヴィは人類文明が崩壊する29のシナリオを紹介している。インフルエンザ・パンデミックや全面核戦争、大量移民、生態系破壊、環境汚染、世界的飢饉、気候変動、小惑星の衝突・・・。対応する学問分野も医学や生物学から、工学、地球物理学、天体物理学、さらに経済学や地政学にまで及ぶ。

 

・しかも各シナリオの末尾には現実化する「可能性」、文明に与える「ダメージ」、そして総合的な「危険度」を10段階で評価した数値が示されていて、重視すべきシナリオの目安を与えてくれている。

 

 29のシナリオのうち著者が最も高い「危険度」にランクしているのは「世界的飢饉」、「生物多様性の崩壊」、「欲望爆弾」、「地球温暖化」、「超火山の噴火」で、これらはどれもレベル7という評価になっている。レヴィによると危険度がレベル5の場合、「憂慮すべき事態であり、できれば懸念される問題に取り組み、シナリオの実現を回避するために行動を起こすべき」ということだから、これらのシナリオはかなり深刻に受け止めなければならない。

 

 

 

『続 未来からの警告』 ジュセリーノ予言集2

ジュセリーノ・ノーブレガ・ルース / サンドラ・マイア

たま出版 200845

 

 

 

<カナリア諸島の噴火と津波>

・独立した災害として注目すべきなのは、カナリア諸島にあるパルマにある火山が噴火して山が海に崩落するために起きる大津波である。被害が大西洋全域に及ぶため、ブラジルでも非常に注目されている予言である。

 

1949年に最後の噴火を起こした際、水蒸気爆発のためコンプリ・ビジャの尾根の西半分が数メートル大西洋の方にすり落ちたといわれる。今度はそれが海の底に落ちてしまうということにある。

 このとき、崩れ落ちる土砂の大きさは、容積的には、おそらく富士山が一つ海に落ちて行くのに近いと思われる。

 

・この大災害の予言は、随分初期に出ているようで、先の文書から1972年には、警告書簡を送っているようである。

 これ以後さまざまな国の政府や科学者に文書が送られ、最近になって各国のマスコミや研究者が科学的シミュレーションを発表しています。

 

・興味深いことにその内容はジュセリーノ氏の予言に非常に近いのである。その一例は次のようにレポートしている。

 

・最初に発生する津波の高さは、9百メートルであるという。これが大西洋に広がっていくのだ。まず1時間後に、アフリカ大陸西岸を最大百メートルの津波が襲う。

 3時間後には、スペインの海岸に回り込んで減衰した5メートルの津波が届く。 

 しかし、真正面から大陸に向かった津波は、50100メートルの高さで南北アメリカ大陸に向かう。

 

6時間後に北アメリカ東岸全域に10メートル。南アメリカには15メートル、そして、またイギリスにも5メートルの津波が及ぶという。地形によってはさらに高くなるところもでる。

 

・この予測は2004年に科学者によって計算された数値である。

 

・これらの警告情報をアメリカは宇宙人からのメッセージとしてすでに受け取っていると言っていることである。

 

 

 

『マヤ2012 宇宙のニューサイクル』

先端科学とマヤ歴がつかんだ、天変地異と未来予測のすべて

サブリーナ・ムニョス   徳間書店  2011131

 

 

 

<ガイアは震動するー地震、津波、火山噴火>

・地震は毎日14百回程度、発生しています。

 

・とはいえ、イタリアは、アメリカのカリフォルニア州西海岸ほど深刻な状況にあるわけではありません。カリフォルニア州西部と残りの合衆国をほぼ13百キロメートルにわたって分断する「サンアンドレアス断層」は、住民にとってはまさに脅威です。

 

・事実、1906418日には、未曾有の大地震が発生しました。サンフランシスコの街は壊滅し、無数の死者が出てしまったのです。それ以来、人々は「ザ・ビッグ・ワン」再発の恐怖に常に怯えながら暮らしているのです。特に、現在の人口密度を考え合わせれば、なおさらのことです。

 

・地震は、一部予測可能な火山の噴火とは違い、予測ができません。しかしながら、人口密集で避けるべき危険度の高いエリアというのは十分な精度で判明しています。とはいえ、こうしたエリアの人口密度が高くなってしまっているのが現実です。

 日本(世界有数の地震国)のような国では人々は生まれた時からこの自然現象と共存する術を学び、地震対策の知識も身につけています。ですが、地球という生命体が強烈に震動して犠牲者を出そうと決めたならば人間には何ら打つ手はないのです。

 

・海底で岩盤が破壊されると、その影響が更に拡大する場合もあります。

 

・隕石衝突で発生する津波は、高さ数百メートルの超巨大波になり得ますが、他の原因の場合には、大きくても高さ数十メートルが限度です。とはいえ、この高さでも死者を出すほどの破壊力は十分に備わっています。その典型的な例として、挙げられるのが、先ほども触れた、20041226日に発生したスマトラ島沖大地震です。インド洋に面する国々の海岸線に襲いかかった津波は、25万人以上を死に至らしめたのでした。

 

・一方、老朽化したバラック住宅の貧民街が広がる海岸地帯などといった自殺行為的な都市計画は、被害の拡大に繋がりました。さらには警報システムが機能していない、あるいは存在すらしない状況が犠牲者を増やす結果となったのです。地震発生から津波が陸地へ到達するまでには数時間を要します。ですから、予め避難勧告を出していれば、少なくとも一部の市民は難を逃れることができたはずなのです。

 

・同じような状況にあるのが、ハワイ島の海底です。そこでは、約70の巨大な海底岩屑なだれが確認されていて、その堆積物量は1千立方キロメートル以上にも上るのです。もし不安定な状態にあるこの岩屑が崩壊するようなことになれば、太平洋沿岸に散在する街が全て呑み込まれるほどの超巨大津波が発生することになります。

とはいっても、こんなものは、地球の他の地域に起こりかねない災害に比べれば微々たるものです。

 

・カナリア諸島。ラ・パルマ島には数百立法キロメートルの巨大岩塊が、ケンプレビエハ火山の西斜面に不安定な形が残されています。

 

・これが崩壊すれば(崩壊することは確かですが、いつそうなるのかは分かりません)、大西洋沿岸は巨大津波に襲われることになります。一部の研究者は山が崩壊し岩屑が海に流れこんでから、僅か2分後には、高さ9百メートルにも及ぶ「水の壁」が聳え立つと算定しています。また、その後45分間で波の高さは百メートルにまでに低くなりカナリア諸島沿岸に大打撃を与えるとのことです。

 

・そして、この殺人津波は制御不能に陥った列車のように、アメリカ大陸に向けて突き進んでいきます。噴火から数時間を経て、高さ数十メートルの津波が沿岸部に襲来することになります。大西洋沿岸の街は壊滅状態に陥り、海岸線の地形は大きく様変わりすることでしょう。もちろんのこと甚大な被害と数多くの犠牲者が出ることになってしまいます。

 

地震と津波は同じコインの裏表なのです

 

 

 

『未来を透視する』  FBI超能力捜査官

(ジョー・マクモニーグル) (ソフトバンク・クリエイティブ) 2006/12/26

 

 

 

<気象変動>

・来るべき気象変動により、2008年からこの台風の発生回数は増えていくと私は、予想している。とくに2011年は過去に例を見ない台風ラッシュとなり、大規模な暴風雨が吹き荒れる深刻な年になるとの透視結果が出ている。この台風ラッシュは、2012年にずれこむかもしれないが、可能性は低い。嵐の増加を促す地球の温暖化は、現在も急速に進行中だからである。

 

2010年から2014年にかけて、また、2026年から2035年にかけて、平均降雨量は年々560710ミリメートルずつ増加する。現在から2010年にかけて、また、2015年から2025年にかけては、380530ミリメートルずつ減少する。現在から2010年にかけて、また、2015年から2025年にかけて、平均降雪量は300550ミリメートルずつ増加する。

 

 

 

『未来を透視する』   FBI超能力捜査官

ジョー・マクモニーグル  ソフトバンク・クリエイティブ  2006/12/26

 

 

 

<日本の自然災害>

2010年、長野で大きな地震が起きる>

・透視結果を見てもうろたえず、注意程度にとらえてほしい。ただし、最悪の事態に備えておいて、何も起こらないことを願おう。こと天災に関しては、透視は間違っているほうがありがたい。

 

<今後、日本で発生する大地震>

 

2007年  高槻市  震度6

2008年  伊勢崎市 震度6

2010年  長野市  震度7

 2012年  伊丹市  震度6

2018年  東京都  震度6

2020年  市川市  震度6

2037年  鈴鹿市  震度7

 

・噴火や地震にともなって海底では地盤の隆起や沈降が起きる。そして、膨大な量の海水が突然動きだし、衝撃波となって陸地の海外線へと進行する。

 

遠洋ではあまり目立つ動きではないが、浅瀬に入ると、衝撃波は巨大な津波となって陸地を襲い、都市部などを徹底的に破壊してしまう(波の高さはときには30メートル以上になることもある)。

 

・内陸へと押し寄せる力がピークに達すると、今度は海に戻り始め、残された街の残骸を一切合財引きずりこんでいく。警告もなしに、突然襲ってくれば被害はとりわけ甚大となる。

 

幸い日本には、優良な早期警戒システムがあるのだが、海底地震が発生して警報が発令されてから、津波が押し寄せる時間は、残念ながらどんどん短くなっている。

 

<日本を襲う津波>

 

2008年夏   11メートル

2010年晩夏  13メートル

2018年秋   11メートル

2025年夏   17メートル

2038年初夏  15メートル

2067年夏   21メートル

 

日本は津波による大きな被害を受けるだろう(なお、波の高さが10メートル以上に及ぶものだけに限定している)。北海道の北部沿岸の都市部は特に津波に弱い。徳島市、和歌山市、浜松市、鈴鹿市、新潟市、石巻市も同様である。このほかにも津波に無防備な小都市は数多くある。

 

<土地>

・気象変動とともに、日本の土地問題は悪化しはじめる。沿岸部での海面上昇と、暴風雨の際に発生する大波によって、低地の村落と小都市の生活が脅かされるようになる。堤防や防壁といった手段は効力を発揮しないため、2012年から2015年のあたりまでに多くの人が転居を余儀なくされるだろう。

 

 

 

『世界不思議百科』

コリン・ウィルソン + ダモン・ウイルソン 青土社 2007/2

 

 

 

<歴史と文化の黒幕 神秘の人びと>

<ブラヴァツキー夫人の奇跡>

1883年の初頭、ロンドンで『密教』と題する本が出た。たちまち評判になり第二版に入った。著者はアルフレッド・パーシー・シネット。髪の毛が後退しかけた痩身小柄な人物で、インドでもっとも影響力のある新聞「パイオニア」の編集長である。まずセンセーションの対象となったのは、第一ページに麗々しく出ているシネットの序文である。同書の内容は、チベットの山中深く住みほとんど永遠の長寿の「隠れた聖者たち」から得たものという断り書きだ。インドにおける大英帝国の代弁者とみなされる新聞の編集長が出した本だ。そこいらの「オカルト」狂いと無視するわけにはいかない。

 

1880年の10月、シネット夫妻は評判のブラヴァツキー夫人を自宅に招待した。夫人は自分の知識の大部分は、ヒマラヤに住んでいる「隠れた聖者たち(隠れた首領)」から得たものだと彼に語った。

 

<生来の「霊媒」>

・生来の霊媒が存在するという前提を認めるとしよう。特殊な「魔力」を所有するか、またそれに所有されている霊媒だ。その前提に立てば、ブラヴァツキー夫人がその種の人間であることはまず疑いようがない。

 

<心霊は存在するのか>

・ブラヴァツキー夫人は、隠れた聖者たちという考え方の発明者ではない。これは、昔から「オカルト」に一貫した考え方である。

 

・オカルティストは、第一に比較的不完全な状態から、比較的高い肉体的および精神的状態へ進化の途中だという考え方を奉ずる。第二に、進化の過程のあらゆる段階は、この比較的高い状態へすでに達している「偉大なる知能者ヒエラルキー(階層)」により命令されるとオカルティストは考える。

 

<超能力と進化>

・ブラヴァツキー夫人は1891年に世を去るが、高度知能と接触したと信ずる「オカルティスト」(超自然現象に興味を持つ人という意味の広義)はその後も跡を絶たない。アリス・ベイリーは、ブラヴァツキー夫人の没後に神智学協会の有力メンバーになるが、シネットが言う「マハトマ」(「偉大な魂」の意)クート・フーミと接触したと自認する。神智学協会内の主導権争いにいや気がさした彼女は、1919年に別のグループを組織し、「ザ・ティベタン」(チベット人)という存在から口授されたと称する多くの書物を世に出した。

 

<洞察力あふれる哲学者の相貌>

・心霊調査協会の初期のメンバーの牧師ステイントン・モーゼスは、「自動筆記」の手段で、大量の筆記文書を残した。これは本人の没後、『心霊の教義』として出版される。モーゼスはこの抜粋を生前に『光明』という小冊子にまとめているが、自分の鉛筆を動かした心霊のなかには、プラトン、アリストテレス、旧約聖書のなかの予言者などと称するものがあると困惑を隠していない。

 

1963年のアメリカのことである。ジェイン・ロバーツと夫のロブはウィジャ盤で実験を始めた。「ペイシェンス・ワース」にある程度影響を受けた。さまざまな人格が身元を明かしてメッセージを伝えてきた。やがて身元を「セス」と明かした人格が登場し始める。

 

・「セス」は『セスの資料』、『セスは語る』などの題の多くの本を伝授し続けた。本はいずれも素晴らしい売れ行きを示した。ジョイン・ロバーツの無意識の心の一側面であれ、または本物の「心霊」であれ、セスが高いレベルの知能の所有者であることを、これらの書物はまぎれもなく示している。

 

<時代を越えて伝世されるオカルト教義>

20世紀のもっとも独創的な認識者の一人ゲオルギー・グルジェフは、青年時代の大半を「サームング修道会」というものの研究に捧げるが、後に世に出て、その基本教養を北ヒマラヤ山中の僧侶修道会から授かったと唱えた。

 

・しかし、グルジェフの高弟P・D・ウスペンスキーは著書『奇跡を求めて』で次のように述べる。「グルジェフの『精神現象的』教義の背景にはきわめて複雑な宇宙体系がある。これは教義そのものには明確な関連性を欠くもので、グルジェフ自身の独創によるものではないと考えられる」。

 

・この宇宙論をさらに詳述したものに、もう一人の高弟J・G・ベネットの4巻本の『劇的宇宙』がある。同著は次のような確信から出発する。「宇宙にはデミウルゴスという1クラスの宇宙要素がある。これが宇宙秩序の維持を司る。このデミウルゴス知能は、人間の生涯をはるかに超えた時間スケールに対して作用を及ぼす」(訳注:デミウルゴスはプラトンが世界の創造者と考えた概念で、キリスト教的グノーシス派もこの神を認めている)。

 

・デミウルゴスは、なにか新しくかつ生起原因のないものを世界のプロセスへ導き入れる点では、人間よりもはるかに大きな力を所有している。しかし、決して誤らないわけではない。デミウルゴスの主な仕事は「生命のない原初から世界の進化を導くこと」だが、「時には実験と試行を繰り返し、時には誤謬をおかして元に戻り、海から生命が発生して陸の動物が存在を開始すると前方への大跳躍を行なった」。ベネットは次のようにも付け加えている。「グルジェフ師はデミウルゴスを『天使』と呼んでいるが、この言葉には多くの連想があるので使用を避けることが望ましい」。

 

<文化の進展と地球の進化>

・あまたの世紀にわたって東方には不思議な言い伝えがある。どこか隠れた土地、中央アジアの高地地方と考えられているが、異常な力を所有する一群の人が存在しているという。この中心部は、少なくともある面では、世界の秘密政府として振る舞っている。

 

・この言い伝えの一部は十字軍時代に西方に伝えられている。1614年には薔薇十字団の装いで出現する。19世紀にはブラヴァツキー夫人とフランスの外交官ジャコリオによりヴァリエーションを加えて再登場する。英国では作家タルボット・マンディがこれに続き、最近では1918年のモンゴルの旅行家オッセンドウスキーがいる。

 

・この言い伝えの神秘の土地シャングリラでは、一部の人は、通常の人間の状況を越えて進化し、この惑星を越えた力の統治者として行為している。下のほうの階級は、東方でも西方でも、それと気づかれることとなく普通の人と混じりあって生活し、歴史の重要局面では必要な結果を得るために努力し、地球の進化全体を太陽系の事象と歩調が揃うよう維持している。

 

<「隠れた首領」という知能>

・「隠れた首領」という表現を初めて用いたのは『劇的宇宙』におけるベネットその人である。キャンベルはこの本のテーマを次のように要約している。

 人類の長い物語を書くのは、人間自身の知能よりもはるかに偉大な知能である・・・地球上のこのプロセスを司るのは、『隠れた首領』と呼ばれる知能である。これは、オカルト伝承では個体(たとえば、「統治者」、「古代者」など)として象徴されるレベルに対応する。また、これはデミウルゴスのレベルまたはそのすぐ下のレベルにも相当する。

 

・人類全体に対する行為と並行して、執行者およびその直属者は、個々の人間の意識レベルの向上に関する地域的な行為も司る。

 特に選ばれたこの種の普通人は、執行者の作業への参加資格を望むこともある。この資格認定のプロセスは、マグナム・オーパス、すなわち「大事業」である。これは進化全体の潮流に合わせた緩やかな上昇とは対照的な高レベルへの垂直的上昇である。

 

 

 

『世界史と西洋占星術』

ニコラス・キャンピオン  柏書房   2012/8/1

 

 

 

19世紀  神智学的啓蒙主義>

・アリス・ベイリーは、教会の日曜学校で教師をしていて、後に熱心な神智学者となった。彼女の関心の多くは、シュタイナーと共通するものである。彼女はまた、シュタイナーと同じ秘教主義のキリスト教徒であ

り、スコットランドからアメリカ合衆国に移った後、神智学協会でその名を知られるようになった。彼女は、やがて、ブラヴァツキー夫人に秘伝の教理を伝えたとされる「アセンションした指導者たち」なる神秘的な存在と、自分もコンタクトをとることができると主張し、それが一因で人々の反感を買うようになってしまう。ベイリー御用達のスピリチュアルな指導者(導師)とは、通称「チベット人」といわれ、占星術的な黙想や、その書き物の大半を彼女に口述筆記させる存在だった。

 

・しかしながら、ブラヴァツキーを研究することに一生を捧げ、ベイリーに語りかける導師たちのささやきをそれまで一言も聞いたことがなかった神智学者たちにとって、彼女の主張は、我慢ならないものだった。そこで、ベイリーは、潔く静かに協会から離れ、今度はアルカン学派という新学派を、自ら始めたのだった。その出身者には、著名なイタリアの精神科医で、精神統合の礎を築いたロベルト・アサジリオ(18881974)や、20世紀もっとも大きな影響を与えたアメリカの占星術師、ディーン・ルディア(18951985)がいる。

 

・ベイリーの占星術も、シュタイナーに匹敵するくらい独特である。例えばそれは、月を「死んでいる」ととらえ、何の有効性も見出さない。また、「ヴァルカン」のような、実在しない架空の惑星の存在を前提とし、霊的な存在の水準を示す「レイ(光線)」をもちいる。彼女の占星術は、その厳密さゆえ、それを受け継ぐ者はほとんどいなかった。こうした彼女の占星学よりも重要なのは、彼女が、水瓶座時代――そして、ニュ―エイジ――の本質、そして、それが切迫したものであることを、繰り返し雄弁に説明し続けたことによってもたらされた、占星術世界全体への影響である。

 

・ベイリーは、シュタイナーと同じく、地球規模の危機が目前に迫っている、というような、終末論的な占星術の考え方に深く傾倒していた。そして、「水瓶座」の同義語として「ニューエイジ」という言葉が人口に膾炙するようになったのは、彼女のお蔭である。彼女にとって「水瓶座時代」と「ニューエイジ」というふたつの言葉の概念は、同一のものだった。

 

・春分に、水瓶座の星座の星から太陽が昇り――それは20世紀の終わり頃だろうと彼女は考えていた――ニューエイジ(新しい時代)が幕開ける。そうして、世界は、純粋なる霊へと回帰し始めるのだ。彼女は、心からそう信じていた。彼女はいつもの漠然とした調子でこう書いている。「人類が、その《意志をひとつにすること》によって、世界の状況に決定的な影響を与える時が刻々と迫っています。このことは、進化の過程が成功し、精神が開花することの帰結なのです」と。

 

 

 

『トランス・ヒマラヤ密教入門』3巻 意識の変化

アリス・A・ベイリー   (アルテ)  2008/9

 

 

 

<ディヴァチャン(天国)>

ディヴァチャン。低位様相からの分離に後に魂が入る、二つの地上生活の合間の中間状態。

 

・濃密な肉体とエーテル体から完全に分離した瞬間から、そして過去の過程が始まったとき、人は過去と現在を認識している。また、除去が完了した魂との接触が生じ、マナス媒体が崩壊するとき、人は直ちに未来を認識する。なぜなら、予言能力は魂意識の財産であり。人間は一時的にこの財産を共有するからである。したがって、過去と現在と未来は一つのものとして見られる。「永遠の今」の認識が、転生から転生へと連結する再生誕の過程の間に徐々に発達する。これがディヴァチャンと呼ぶことができる(進歩した人間の正常な状態を特徴づける)意識状態である。

 

<敷居の住者>

・弟子が生命の門に近づくまで、敷居の住者がイリュージョンとグラマーの霧の中から現われることはない。弟子がイニシエーションの入口の微かなきらめきとその扉の側で待ち構える臨在の天使に体現される二重性の原理を把握できるようになる。現在のところ、私の言葉はあなた方にとって将来の状態と出来事を象徴的に表現しているだけであるが、右側に天使、左側に住者で表わされる相反する対をなすものの象徴の間に完全に意識して立つ日が必ず訪れる。そのときに、あなた方の人生の場が長きにわたって戦ってきたこの二人の対立者の間を真っ直ぐに突き進む強さがあなた方に与えられますように。そして、この二人が一人として見られる臨在へと入り、生命と神性しか知らなくなりますように。

 

 

 

『「宇宙人と地球」の超真相!』 

工学博士 深野一幸  (徳間書店)   1997/10

 

 

 

<オスカー・マゴッチの「深宇宙探訪記」の分析(宇宙の霊的存在)>

・「宇宙の霊的存在」 肉体を持たない様々な意識体(霊的生命体)を、マゴッチの情報で分類してみると。

 

1、 ガーディアン(守護神)―昔、人間であったが、霊的に進化し、霊的存在となった。人間世界の指導をしている。

 

2、 アセンディド・マスター(高級教師)ガーディアンより、さらに進化した霊的存在の生命体。7人存在し、7色の虹のように輝いている。第7密度であり。7次元にいる。

 

3、 創造主(偉大な潜在界)さらに上位には、金白色のとてつもなく大きな光で全てを包含する存在がある。グレート・マニフェスト(偉大な潜在界)と呼ばれている。神・宇宙意識などとも呼ばれる。

 

4、 コズミック・トラベラー(宇宙の旅人)-ガーディアン委員会の下で、ガーディアン委員会の特命事項を遂行する宇宙人。ガーディアン委員会の代理人であり、実行部隊の隊長である。5次元(第5等級)に存在する。肉体を持った人間になったり、目に見えない透明な人間になったりすることができる。宇宙人のクェンチンは、コズミック・トラベラーの一人である。

 

・その下に肉体を持ち進化した宇宙人(人間)がいる。肉体を持つが、地球人の目には見えない。3次元及び4次元に住む。地球人は、波動が低い3次元世界に住む。霊的に向上すると波動が上がり、レベルが上がる仕組みになっている。

 

 

 

『世界不思議大全』

 泉保也 GAKKEN   2004/6

 

 

 

<パリの「薔薇十字団」>

<完全なる世界の創造を目指した超人集団の謎>

・あらゆる魔術的叡智を体得し霊眼を開く

 

・人間の姿をとって物質界に現れた高次の霊的存在のローゼンクロイツ

 

<パリが興奮し時代の英傑が入団を希望した薔薇十字団>

<目に見える姿と目に見えない姿で、当市内に存在している>

団員は天の周辺に住む神的な一団である。彼らは、分身の術を備えていて、意のままに姿を変えて現れることができる。また彼らは、自分の望む場所に移動することもできる。その他、団員は占星術によって地震を予知したり、都市の疫病の流行を遅らせたり、空中を歩いたり、どんな病気でも治すことができる。

 

・ヨーロッパ世界には、そうした超能力を持つミステリアスな人物に出会ったという説が無数に残っているのだ。

 

17世紀の前半期、ヨーロッパに大旋風を巻き起こした薔薇十字団は、1648年頃、再び忽然とその姿を消してしまう。

 

 

 

『世界不思議百科』

コリン・ウィルソン + ダモン・ウィルソン 青土社  2007/2

 

 

 

<サンジェルマン伯爵は不死の男>

 <主人は自分を4千歳と言っておられます>

・この男のことを今でも多くの「オカルティスト」は、魔術史上もっとも謎に満ちた神秘的人物の一人と考えている。彼は今も生きているという説すらある。しかし、この人物に関する書物は、「不死の男サンジェルマン」の秘密が本当に神秘なのか、または単なる神秘もどきなのか、よく分からないままに終わるのが通例になっている。ナポレオン3世の命によって集められた彼に関する膨大な量の文書は、パリ・コミューンで灰燼に帰したため、この問題は依然として謎に包まれたままだ。

 

・サンジェルマン伯爵(この名前は偽名と本人自身が認めている)が1756年頃フランスに初めて姿を見せた時、50歳前後の外見だった。話術に長じ、多くの国の言葉を話し、医学について知識をもち第一級の実験化学者だった。

 

 <魔法使いのように不思議な方>

・魔法使いのように不思議な方がよく来られます………。サンジェルマン伯爵とおっしゃる方で、ご自分が数百年も生きていることを人様に信じ込ませようとなさる方です

 

 ・サンジェルマンはこんなふうに答えられます。「人様に信じるよう押し付けはいたしません。私が気が遠くなるほどの昔から生きていると言うと、人様はお信じになる様子です。これを私のたまゆらの慰めといたしております」。

 

 <ルイ15世の密使>

・彼は、自分が調合した食物と錬金薬で生きていると広言した。宴会でもなにも口に入れていないのが常だった。

 

・彼は、サンジェルマンのことを「ポルトガル系ユダヤ人の倅」とも言っている。

 

・「不死のサンジェルマン」で知られる「サンジェルマン伯爵」は4000歳と自称した。多くの「オカルティスト」から魔術の歴史上のもっとも凄味のある大物と見られている。ただし、詐欺師とする説もある。

 

 <パトロン遍歴とサンジェルマンの死>

・彼は、欝病とリューマチに時々悩みながら、この地で晩年を過ごし、17842月死亡する。チャールズ大公は「かつてこの地上に出現したもっとも偉大な聖者の一人」と彼を評して、その死を悲しんだ。

 

 <まだ生きてるの噂が広まる>

・サンジェルマンが死ぬと、やがて各地でサンジェルマンはまだ生きているという噂が広まる。翌年出版されたある雑誌は、彼がやがて戻るはずだと伝えた。ジャンリ夫人は、1821年にヴェニスで彼を見かけたと主張した。

 

・ごく最近の19721月にも、リシャール・シャンフレーという若い男がフランスのテレビに出て、自分はサンジェルマンだと主張し、キャンプ用のストーブだけを用いて、鉛を金に変えてみせた。

 

 <天才にしてペテン師>

・天才であり同時にペテン師。この際どい組み合わせに、サンジェルマンという人物の神秘が宿った。現代の言葉を使えば、彼は桁外れの自己宣伝の才を備えていた。

 

・現実の謎が一つだけある。流亡の王のポーズを取るために必要な金を、どこで調達したかだ。彼は(トゥルネーの工場の一件を除けば)概して律儀な男だったらしい。したがって、化学の研究成果を商業的実用に変換することができた。おそらく、これがその妥当な回答だ。神秘の男、神秘の達人が頭のいい化学工業家に過ぎないとは、いささか失望の結論である。しかし、これが事実に照応する唯一の結論だから、失望も致し方ない。

 

 

 

 『光の勢力は集合する』

―UFOと彼らの霊的使命―

ベンジャミン・クレーム   シェア・ジャパン出版 2010/

 

 

 

 <マイトレーヤに出現の先触れをする“星”>

・宇宙の兄弟たちは、マイトレーヤの出現と完全に関係しています。これらの4つの飛行物体は特別に要請されて飛行しました。それは非常に大きく、サッカー競技場の5倍ほどの大きさです。そのために煌めく他の星々に比較して大きく見えます。それらは金星や木星のような大きな惑星と同じくらいの大きさの星のように見えます。金星や木星を見た人がそれを“星”と間違えることも時々あります。

 

 <“星”を広く世界に知らせる>

・“星”はもちろん天体としての星ではありません。“星”は宇宙船、UFOであり、巨大な宇宙船です。「通常の日常的な」偵察UFOは直径わずか2530フィートで、かなり大きいですが、そこまで巨大ではありません。“星”は巨大で、フットボール競技場を5つ合わせたくらいの大きさがあります。

 

 <マイトレーヤの光の飛行船>

・マイトレーヤは、光の船を持っています。それは赤またはオレンジがかった赤の球体としてしばしば見られます。それには、大勢の人が乗ることができます。マイトレーヤはロンドンのいろいろな寺院に住んでおられ、それぞれに数年を過ごされ、スワミたちを訓練し、世界中で教えるために彼らを送り出されます。これをする時、マイトレーヤはしばしば人々を宇宙船に連れて行かれるのです。

 

 

 

 『ゾロアスターとマイトレーヤの降臨』

 知られざる神々の真実

 大川隆法  幸福の科学出版   2011/9/17

 

 

 

<ゾロアスター教とは何か>

 <釈迦の百年ほど前に生まれて「善悪二元の宗教」を説いた>

・宗教としては、当時、イランを中心に広がったので、イラン中心の宗教のように思われています。

  教えの内容としては、まず、「光と闇、オーラ・マズダとアーリマンという、二つの大きな力が、この世を動かしている」という考えがあります。

  

・オーラ・マズダは、「光をもたらす者」であり、あなた方の言葉で言えば「神」に当たる存在です。アーリマンは、「悪を行う者」という意味です。いわゆる二元論といわれておりますが、そうした善悪二元の宗教を中心に説きました。つまり、「オーラ・マズダを信ずるべし。アーリマンに引きずりこまれて地獄に行くことなかれ」という教えが中心であり地獄の詳細な描写もまた特徴的でありました。

 

 <光の神オーラ・マズダとは「エル・カンターレ(天空神アヌ)」のこと>

 <アーリマンの正体は「悪魔ベリアル」>

・エンリルは約4800年前の古代シュメールの指導者で大気・嵐の神として有名。9次元存在。荒神、祟り神の系譜であるが、もともとは3億数千年前にマゼラン星雲ゼータ星から地球に移住したレプタリアン(爬虫類型宇宙人)である。

 

・オフェアリス(オシリス)は、エル・カンターレの分身の一人。9次元存在。6千数百年前のギリシャに生まれ。当時ギリシャの支配圏に入っていたエジプトに行き、王になった。

 

 <「光のプリズム」の使命、マイトレーヤ>

・天上界で仏の光のプリズム化を担当し、慈悲の具体化の活動をしている9次元存在。神智学においてはさまざまな宗教や神秘主義オカルトの奥義を体得した大師(マスター)とされている。

 

・最近ではベンジャミン・クレームという人が、「マイトレーヤが降臨する」というようなことを言って、全世界を回っているようでもあります。

 

 <近年、神智学の祖、ブラヴァツキー夫人として生まれた>

 <「時代精神の具象化」が私の仕事>

・私は、「エル・カンターレの補助者」であり、「無個性」の存在。

 

 <マイトレーヤは「帝釈天(インドラ)」なのか>

 先の大戦は「ミカエル対ルシフェル」の戦いだった

実は、ルシフェルとミカエルはうり二つの双子の兄弟なのです。神の明るい光の面を見せているのはミカエルで、そのダークサイドがルシフェルです。「このダークサイドが地獄に堕ちた」ということは、現代に至るまでの長い宗教の歴史の中で認められてきたものです。

  その意味において先の第二次大戦は、「ミカエル対ルシフェルの戦いであった」と思います。

 

 <「宗教への迫害」が悪魔の発生原因の一つ>

 オリオンには「巨人族」「小人族」「竜神」の三種類がいた

 

 

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