2016年7月5日火曜日

『 Floating 'Interdimensional' City-Like UFO Witnessed by Hundreds in Africa』(1)


 

 

 

『スピリチュアル市場の研究』

データで読む急拡大マーケットの真実

有元祐美子  東洋経済新報社  2011/4/22

 

 

 

<スピリチュアル・マーケットは1兆円規模?>

・スピリチュアル・ビジネスの市場は一般に1兆円ということになる。1兆円といえばペット関連市場と同程度。化粧品市場の半分程度に相当する規模だ。しかし、その中で市場規模が推計されているのは、携帯占いサイト市場の200億円、ヨガ市場の約1600億円くらいであり、それ以外のカテゴリーは算出根拠となる販売データや統計値が不足しており、正確なところは不明である。

 

・そこで、参考に調査結果からスピリチュアル・マーケットの利用実態の概要を紹介する。機械的な試算なので正確とは言いがたいが、ある程度の傾向を示した参考値として見て欲しい。WEBや携帯占いなど広く普及しているものはライトユーザーが多く年間利用額も1.3万円程度である一方、レイキ(エネルギー・ヒーリング)やヒプノセラピーなどヘビーユーザーが多いものでは年間利用額も約6.2万円に跳ね上がる。ヨガ、気功、ヒーリングの教室などのお稽古事もコンスタントに通うため、利用回数も多く年間利用額も数万円以上となっている。突出しているのが宗教法人の物販(印鑑、壺等)だ。利用経験者が極めて少ないため参考値扱いではあるが、年間70万円以上の高額支出となっている。

 

<米国におけるスピリチュアル・ビジネス利用の背景>

<見えないものを信じる米国人>

・米国において、神の存在を信じる人は8割以上。天使や死後の世界を信じる人も約7割にのぼっている。これらはダーウィンの進化論の4割と比較してもかなり高い数字である。また、UFOや占星術も約3割の人に信じられている。一般に合理的というイメージが強い米国人にしては意外かもしれない。

 

<米国に根付くスピリチュアリティ>

・米国はプロテスタントに代表されるキリスト教社会である。国民の約3分の1は週1回以上教会に通っている。子供のころは両親に連れられて週末の礼拝に通い、独立して10代後半~20代になるといったん教会から離れ、3040代で配偶者や子供とともに礼拝等に復帰する人が多いという。また、教会では年間を通して多くの行事が催されるが、これらに参加することで、地域の人との親交を深めたり、引っ越してきたばかりの人が友人を作ることもできる。さらには、教会まで足を運ばなくても、週末になると、プロテスタントの牧師の説教がTVで放映されている。

 

<米国によるCAM(相補・代替医療)としてのスピリチュアル研究>

・米国政府における、気功、レイキ等を含むCAM(相補・代替医療)の位置づけはわが国とは異なる。近代西洋医学だけでは国民のニーズを満たし切れていないという背景から、1991年に議会でCAM(相補・代替医療)を専門に担当する部署であるOAM(Office of Alternative Medicine、代替医療研究室)を設立する法案が可決されて以降、CAM(相補・代替医療)を多様な医療の1つと位置づけ、国として推進している。(ただし、国は有効性に関する研究等を中心に進めており、施術者の国家資格は設置していない。カイロプラクティックに関しては大半の州が公的資格制度を設定し、付与しているが、それ以外の療法では公的資格はほとんど存在しない)。

 

<世界の聖地セドナ>

・米国にも人気急上昇のパワースポットが存在する。アリゾナ州セドナは人口約1万人ながら、国内外から毎年約300400万人の観光客を惹きつける。300400万人といえば、日本有数の観光地域である古都奈良県の観光客数の約10分の1に相当する。奈良県の人口が約140万人であることを考えると、いかにセドナの集客力が高いかわかる。

 セドナは日本でも人気があり、芸能人が訪問したというニュースが報じられたり、「セドナに行って生まれ変わった」などという、やや大げさな発言まで聞かれる。パワースポットで癒されることを目的に行くとはいえ、そこまでの魅力とは何だろう。なぜセドナがそれほど注目と関心を集めるのか。セドナは交通の便が良い所ではない。車でフェニックスから約2時間、ラスベガスからは約5時間を要するなど、日本からも決して近くはない。風光明媚な景勝地といっても、そのような場所は米国内に無数に存在する。

 

・その答えは、セドナにある先住民の宗教的聖地である「ボルテックス(“渦”の意)」である。ボルテックスには地球の磁力の源が集中し、そこにいくつものエネルギーが渦巻いていて、「癒し」の効果があると言われている。それらに惹き付けられて、タロット占いなどのリーディング、ジェムストーン・リーディング(宝石光線療法)、チャクラのバランスを整えるマッサージ、アリゾナ州発祥のストーンセラピー、パワーストーン・ショップ等のスピリチュアル産業が集積し、全米一のニューエイジのメッカとなっている。セドナは、今やアリゾナ州ではグランド・キャニオンに次ぐ観光地である。

 

・同市の公式サイトは、自然環境や文化などの観光スポットやイベントなどを紹介するだけではなく、宿泊施設や在住のヒーラーのサイトにも直接リンクしており、また、宿泊施設の空き状況確認や予約までできるようになっている。一般にうさん臭いと見なされがちなヒーラーにとっては、行政の公式サイトに紹介されることでネガティブイメージを払しょくする機会が与えられ、単なる広告以上の効果を持つ。また、各国のメディアに向けたプレス用資料一式が用意されており、サイト上から申し込めるなど、パブリシティを増やす工夫がなされている。サイトの言語も英語だけでなく、スぺイン語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、そして日本語のバージョンも用意されている。いかに世界各国からこの地に観光客が訪れているかがわかる。しかし、さすがはスピリチュアルの中心地セドナである。同サイトには、「サイキック」「ハイアーセルフ」「オーラ」などのディープなスピリチュアル用語が並んでいる。思想の中立性を守る日本の行政の公式サイトでは考えられないことだ。

 

<日本とは異なるスピリチュアル・マーケット>

・まず、個人におけるスピリチュアル・ビジネスの利用状況を見ると、米国内のレイキ利用者120万人(米国成人約2億人の約0.6%)、ヨガ利用者は1600万人(米国民約3億人の約5.3%)、ヨガ市場約3000億円以上であるという。わが国の現状(レイキ等利用率0.7%)、同ヨガ2.1%(同)、ヨガ市場約1600億円)と比較するとやや多い。星占いは非常に人気がある。

 

・一方、エネルギー療法(気功、レイキ、セラピューティック・タッチ等)に関しては、個人ベースでの消費だけでなく、社会の中でも実用化されている。メカニズムが十分に解明されていないにもかかわらず、国で研究予算をつけたり、医療機関で導入されているほか、風水のように企業に取り入れられているものもある。そのような取り組みは、各分野において必ずしも主流でないかもしれないが、少なくとも多様な選択肢の中の1つとして認知されているといえる。

 

・このように、米国におけるスピリチュアル・ビジネスの状況は、わが国とはやや異なる。この違いはどこから生じているのか。ところで、スピリチュアル・ビジネスの消費は、スピリチュアリティ(霊性)を多少なりとも信じていることが前提であり、信じている度合いが消費の多寡にもつながると述べた。わが国と米国とでは、文化や宗教的背景が異なるので単純には比較できないが、教会、神社仏閣への参拝頻度も、祈祷や瞑想等の実施頻度も米国のほうが高い。神や死後の世界等を信じる人も多い。限られた情報ではあるが、これから判断すると、どうも米国のほうが、スピリチュアリティ(霊性)はより身近で深く浸透しているように映る。

 

 

 

宇宙人についてのマジメな話』

(平野威馬雄)(平安書店)  1974

 

 

 

<空飛ぶ円盤に憑かれた男><岡山市の安井清隆(60歳)(ペンネーム)(故人)>

・ 星の住人は、ちゃんと男女の性別があり、目は碧く、髪は金髪だったという。

 

・ 地球人ともっとも違うのは、その生存期間です。百歳はまだ幼児期で、平均寿命は3万年から4万年ということでした。それに「老」「病」がなくて、3万歳の人も青年みたいな風貌をしていました。

 

・ 住民は小型円盤がそのまま、マイハウスになり、高層建築に見えるものも、小型円盤の積み重ねだったという。

・ 空飛ぶ円盤なので、移動はむろん簡単。

 

・ 星全体が単一国家でほしいものは定められたところへ行けば、すぐに支給されるので、争いもなく戦争も皆無の理想郷。

 

 

 

『UFO革命』

 横尾忠則   晶文社  1979年3月

 

 

 

<母船で連れていかれた太陽系外惑星   (安井清隆)>

(安井)・普通の日本人よりもっと立派な日本語、まるでアナウンサーみたいな日本語で、声もそういう調子でした。

 

・ええ、高いんです。背が私の倍ぐらい、2メートル450ありました。

 

・「もっと遠い星で、太陽系の外の星なんです。まだ地球上では確認されていないので名前もありません」

 

・私のことは子どもの頃から全部観察してあり、記録されてあるらしいですね。

 

・宇宙人の名前はチュェレイさんといいます。チュェレイさんと一緒にいた女性は、背の高さは私と同じくらい、1メートル70センチはありました。髪の毛は少し長めで金髪なんです。

 

・母船はものすごく大きく、何メートルなんてものじゃなく、葉巻型になっていて長い方が50マイルぐらいだとチュェレイは言っていました。ということは、岡山県の幅ぐらいはあるでしょうね。とにかく想像を絶する巨大な母船なんですね。

 

・母船の中を小型円盤がピューピュー飛んでいて、全体が街のようになっているんです。

 

・どこから灯りが出ているのかさっぱりわからないんですが、とにかく昼間の太陽光線と同じなんです。

 

・彼らが、植えた草や木もあり、池のようなものもありましたよ。非常に気持ちがいい場所でしたよ。

 

・建物は地球のビルのように四角形のものや堕円形のものもあり、その中がコンパートメントのように仕切ってあるようですね。

 

・この母船は、巨大な宇宙空間を飛ぶと、ゼロに近い時間で飛ぶらしいですね。その原理は、私たち地球人の知識では全然見当がつかないですね。そして、この母船の中で、時時、地球の各国の人が招待されて色々な話をすることがありますが、その内容については、詳しいことは公表できないことになっているんです。ただ彼等は、原則として地球には干渉してはいけないことになっているらしいんです。

 

・飲み物は、地球のコーラに似たようなものを飲ませてくれました。けれど、特別変わった味ではありませんでしたね。そのほかにも甘い飲み物はあったんですが、私は、飲まなかったんです・・・・。食べ物は、肉をやわらかくしてトロトロしたものをスプーンで食べるんです。

 

・リスの肉らしいんです。それとトウモロコシのようなねぎ坊主に似た穀物をくだいて、粉々に作ったパンのようなものがありましたが、これは大変おいしかったですね。味付けの感じは、いわゆる西洋料理のような感じですね。

 

・チュェレイ星に行く時は、その母船でチュェレイ星の近くまで行くんです。

 

・降りたところの風景は、どちら側が北か南か全然分かりませんでしたが、とにかく、一方に海があり、その彼方にうっすらと山が見えていました。そして、海と反対側の方は、降りた所もそうでしたけれど、わりと荒れた土地、いわゆる荒蕪地といったらいいでしょうが、そんな感じの平野のような土地が続いていて、そのまん中に街というより都市といったらいいでしょうか、かなり大きな街が見えていました。

 

・草はね、少し違っています。ちょうど、芭蕉の葉っぱを少し厚くしたような、あるいはゴムの木の葉のように葉の肉が厚いんです。そういう草木が沢山あり、全部の木が闊葉樹ですね。それから動物もいるんですが、皆大きいですねえ。リスが羊ぐらいの大きさに見えました。ただ全部の動物を見たわけではありませんでしたけれど・・・。

 

・太陽はあります。ただ地球で見るよりははるかに大きいんですが、逆に太陽の熱は地球よりも強くないんです。そして、チュェレイ星は地球のようには自転していないらしいんです。

 

・都市というのは、かなり大きな街でした。岡山市の旧市内ぐらいは充分あったと思います。そして、もっと驚いたことがあるんです。最初に降りた所でざっと周囲の風景を見てから、もう一度円盤に乗ってチュェレイ星をグルッと一周してもとの場所に帰って来たんですがー海や山などの風景が同じだったのに気がついたのでチュェレイに聞いたら、「そうだ、最初に降りた場所だ」というのでわかったーさっきあった都市がなくなっているんです。おかしいなあと思って、風景は同じようだけれども、あそこに見えていた都市がないのはどうしてなのかと訊いたら、笑いながら、「あれは全部円盤でできていて、今はもう他の場所に飛び去ってしまったのだ」というんです。

 

 

 

『UFO革命』

 横尾忠則   晶文社  1979年3月

 

 

 

<第4種接近遭遇>

UFOに同乗した人>

・「運動公園でUFOに乗った人」で少しご紹介した故安井清隆(ペンネーム)です。安井さんが初めてUFOを見たのは、昭和28年頃の夏だろうと推定されます。岡山市富田町の家の前で夕涼みをしている時に2日続けて目撃したそうです。

 

その人は自分の名前をチユェレイと名乗りました。その後、安井サンはチユェレイさんの故郷の星のことを便宜上チユェレイ星と呼びました。

 

・昭和35年の514日。マスコミ各社が集まっていた総勢100人の観測会で33機の大編隊が現れ、読売のカメラマンが撮影に成功したといわれます。だが、この記事はなぜか発表されていません。そして当日取材に来ていなかった夕刊紙がこのことをスッパ抜き、一躍岡山の話題になりました。

 

また、もっと驚いたことには、チユェレイ星を一周してもとに戻ってみると、風景は同じなのに、さっきは確かにあったはずの都市が消えていたのです。チユェレイさんは笑いなら「あれは全部円盤でできていて、今は他の場所に飛び去ってしまったんです」と説明しました。その生活のための円盤は四角形のものも沢山あって、さっき見た都市は円盤が重なってビルのように見えていたのです。円盤は絶えず1メートル位浮いているので、道路を作る必要もないとのことでした。しかし、安井さんはどんな単位で街を作るのか、なぜ街は移動するのか聞くのを忘れたといいます。

 

チユェレイ星人はみんな身長2メートル以上ありますが、動植物も全体に大きく、リスでも羊くらい。花も直径35メートルくらい、木はすべてゴムのような肉厚の広葉樹でした。

 

・チユェレイ星人の体は全体的にひとまわり大きいものの、地球人と同じです。生殖行為もほとんど同じということでした。原則として一夫一婦制ですが、必ずしも護られなく、恋愛(?)は、彼らにとって最も深い関心事のひとつだとか。しかし、裸に対する抵抗はないらしく、風呂は混浴でした。安井さんはチユェレイさんと一緒に、その風呂に入ったそうです。

 

 

 

『岡山に出現したUFO』  

(秋田めぐみ) (岡山若者新書)  1987

 

 

 

岡山の安井さんのチュェレイ星への異星旅行

・ 円盤は都市という程度の規模なんですか?

・ さっきあった都市がなくなっているのです。あそこに見えていた都市がないのはどうしてなのかと訊ねたら、笑いながら「あれは全部円盤でできていて、今はもう他の場所に飛び去ってしまったので」というんです。

 

・ じゃあ、都市は全部ドーム型になっているんですか?

 

・ これらの円盤は、飛行するためというよりは、生活する場としての円盤なのですから、四角型の円盤も多くあり、それらが積み重なった場合、大きなビルのように見えるわけなんです。最初見た円盤の街を作ることは、簡単なわけですよね。ただ、どういう理由で、あるいはどんな単位で一つの街を作っているのか、さらにそれらの街は、たえず場所を移動しているのか、何のために移動するのかなどまでは聞き出せなかったんですけれど、いずれにせよ、パァーと集まれば海の真ん中にでも瞬間的に大都会ができるんですから便利だと思いますね。

 

・ 地上からたえず、1メートルぐらい浮いているわけですから、地上に固定した建造物は全然なく、たえず動いている。チュェレイ星全体が単一国家で、欲しい物は、規定の場所に行けば手に入るし、争いも皆無らしいんです。

 

・ もちろん、建物は全部円盤でできているわけです。そんな建物がひとつだけ、ぽつんと浮いているところもありました。

 

チュェレイ星人の平均寿命は3万歳から4万歳くらい。

 

<異星人とテレパシーなどでコンタクトする方法が分からない>

・ “コンタクトする方法は?”円盤に対しての関心を毎日の生活の中でたえず持ち続け、そして宇宙人に早く会ってくれと頼む(念ずる)しか方法がないんじゃないでしょうか。

UFO革命』 (横尾忠則)(晶文社)  1979/3

 

・また「時間と空間は相対的なもの」というのは今の地球の科学でも定説になっていますが、天文学上でも各星によって1年(1行程)の長さが違います。チユェレイ星人の平均寿命は地球時間で3万~4万年くらいらしく、チユェレイさんは地球人の30歳前後しか見えませんでしたが、実際は1万歳くらいとのことでした。そして、地球人がピラミッドを作っている頃から地球に来たことがあって。「あれ(ピラミッド)は地球人が作ったものだ」と言ったそうです。

 

・「異星人には同じ人間型でも5メートルくらいのもいる。人に言うと怖がるからしゃべらないことにしている。それに人間とはまったく違う形態の知的生物もいる。チユェレイさんたちでもつきあってもらえないほど次元が高く、チユェレイさんたちが研究しても分らないのがいる」と言っていたとのことです。

 

・こんなにも沢山の人が、こんなにも様々なUFOとの出会いをしている・・・。この事実はなんびとも否定できません。この事実、それも当地岡山においての事実を秋田さんは足で調査し、一冊の本にまとめてくれました。貴重なものだと思います。

 

・ここ岡山の街にも事実か、単なる流言飛語か、沢山のUFO目撃の噂があります。そこで岡山のUFO研究といえばこの方を抜いては語れないといわれている畑野房子(就実高校理科講師)のご協力のもとに、この噂の真相を調べてみました。(月刊※タウン情報おかやま別冊)(1987年)

 

・人間が本能的に持っている未知への探究心が大事。

 

 

 

『トンデモ仮説の世界』

竹内薫        徳間書店   2008/3

 

 

 

<世界に散らばる地下都市伝説はどこまでほんと?>

・東西文化の交流の地、トルコ。このトルコの首都、アンカラの東南にあるアナトリア高原の中心には、世界遺産に指定されたカッパドキア岩窟群がある。

 

・この地方には昔から地下に都市があるという言い伝えがあったそうなのだが、1900年代前半くらいまでは、それはただの伝説でしかなかった。

 

・だが、1965年、トルコ政府はこの穴に注目し、探索隊を派遣する。そこで彼らが見たものは・・・・想像を絶する巨大規模の地下洞窟だったのだ。しかもそれは自然のものではなく、人為的に造られたもので、深いものでは16層にまで及ぶ深さになっているという。16層と言っても想像もつかないと思うが、およそ150mの深さだそうだ。

 

・しかもそこには人が暮らした痕跡があり、空気や水の確保のみならず、照明、食糧庫なども備えられていた跡が見つかっているそうである。ここでたくさんの人々が生活していたのだ。

 誰が何のためにこの地底王国を建設したのか。ドイツの考古学者フーゴ・ヴィンクラーさんが「カッパドキア文書」といわれている粘土板を解読してみたら、そこには「ヒッタイトの首都はアナトリア平原(=カッパドキア一帯ということになる)にあった」と書いてあるのを発見した。

 

・そういうわけで、この地底王国はヒッタイトの民のものではなかったか、という推測がなされている。ヒッタイトとは、人類史上、初めて製鉄技術を開発し、使いこなしていたといわれる民族だ。

 

<伝説の地下都市はどうなる>

・と、ここまで存在が確認されている地下王国の話であった。じゃあ、他の伝説になっている地下王国や黄金都市伝説も、もしかしてどこかにあるんじゃないの?

 と思って、まず有名な黄金都市「エルドラド」について検索してみたら、ウィキペディアには「存在は否定されている」とあっけなく書かれていた。えー、ないの?黄金都市・・・。

 じゃあ、次、チベット高原の奥深くに存在するという、理想郷「シャンバラ」はどうだ?シャンバラについての最初の記述は、紀元1世紀に編纂されたという「ボン教」というチベットに民族宗教の経典の中にあるという。この経典の中に一枚の地図があり、その地図に「アガルタの首都シャンバラ」が記されていたというのである!

 

・ん?「シャンバラ」は聞くけど、「アガルタ」って何ですか?

 

・・・・「アガルタ」とは、中央アジアのどこかに紀元前より存在しているといわれる、謎の地底王国なんだそうである。それは砂漠の中にあるとも、人類未踏の山の中にあるともいわれ、その地下王国はカッパドキアのごとく、秘密の地下トンネルで世界中のあらゆるところにつなが

って、地下世界を一巡しているのだそうだ。

 で、そのアガルタ王国の首都が「シャンバラ」なのだそうです。都の中心部には黄金の宮殿があり、シャンバラ全体は神秘のエネルギーに満ち満ちており、そこには一切の犯罪も苦もない、愛と平和に満たされた夢の理想郷なのだという。

 

<シャンバラ伝説 誰も見たことのない理想郷?>

・このシャンバラをいの一番に探そうとしたのはロシア正教の神父、セルギウスさんだそうで、紀元987年、3年間の予定で「白い湖の国ベロヴォディエ」を捜しに中央アジアへと旅立った。このベロヴォディエとはロシアの伝説に出てくる理想郷で、どうもシャンバラのことを示しているらしい。その理想郷を求めてセルギウスさんは旅に出たのだが、予定の3年間を過ぎても帰ってこない。「こりゃ、死んでしまったかなぁ」とかきっと言われていたことだろう。そしてセルギウスさんの探索旅行のことなど誰もがすっからかんに忘れてしまっていた56年後になって、彼はひょっこり帰ってきたというのだ。

 

・その探索旅行は大変厳しいものだったらしく、高山病やら熱病で仲間が次々と死んでいき、当初の予定期間の終わりには、とうとうセルギウスさん一人になってしまったそうである。しかし彼は諦めず、とうとう塩湖=白い湖のほとりに辿り着くことができた。

 だが彼の体力は限界に達しており、意識も朦朧、ふらふらになっているところに、どこからともなく二人の男がやってきて、彼を「聖なる国」へと案内してくれたのだ。その国でセウギウスさんは賢者たちとともに暮らし、やがて自分の国へと帰ってきたというわけである。

 セルギウスさんの探索行の話は正式に記録されて、ロシア正教会によって保管されたというのだが・・・その記録は、どこかに埋もれてしまったというのだ。

 

・埋もれた、って、ちゃんと記録して保管したんじゃなかったのか。・・それから1700年あまり、このシャンバラのお話は伝説のままに

に、なっていたのだが、19世紀から20世紀前半に、再び脚光を浴びることとなった。

 ロシアの神秘主義者、ヘレナ・ブラヴァツキー夫人やゲオルギー・グルジェフさんらが、中央アジアに存在する理想郷について言及し(またロシアですか・・・)、また、学術目的で中央アジアを探検した人々が、シャンバラについて語ったのである。

 

・ポーランドの鉱物学者、フェルナンド・オッセンドフスキーさんは、ラマ僧からシャンバラという理想郷についての話を聞き、それを記した。ロシアの(またまた、ですか)画家で詩人で哲学者、という芸術肌の経歴をお持ちのニコライ・レーリッヒさんは、シャンバラからやってきた僧侶たちとすれ違う、というビミョーな経験をしている。

 その後、どうやら彼はシャンバラへ足を踏み入れたらしいのだが、そのことについては死ぬまで語らなかったという。それじゃあ、結局真相不明じゃないか!

 

・その後にこの理想郷へ探索隊を差し向けたのは、何とヒトラーだった。あやつのオカルト好きは有名だが、いったい理想郷など探して、どうしようという気だったのだろうか。

 一説によるとヒトラーは、ユダヤ人が優秀なのは、地底世界の秘密を握っているからなのだと考えたらしい。どこでそんなことを吹き込まれたのかは知らないが、とにかくそう思い込んだヒトラーは、1926年、探検隊を組織して世界各地から情報を入手した。

 そして手に入れたのは、インドの叙事詩マハーバーラタに記されている、恐るべき破壊兵器と未知のエネルギーで自由に空を飛びまわる航空機に関するものだった!

 

・あれ、アガルタ王国は、愛と平和に満ちているんじゃなかったか?何だか矛盾だらけの話だが・・・とにかく、ヒトラーは戦争に利用するため、その未知の航空機の建造を命じた。アメリカは「マンハッタン計画」を進めている。それに対抗するために、最新鋭(というか、すごく古い?)の航空機部隊を作りたかったのだそうな。

 しかし・・・ヒトラーは完成を見ることなく、ベルリンは陥落、ヤツは自ら命を絶った。そしてアガルタ王国からもたされた秘密兵器の情報は、アメリカとロシアに渡ったそうである。

 

・実は、日本にも地下王国の伝説はある。富士吉田の宮司、宮下家に代々伝わってきた「宮下文書」には、富士山の古代長寿国のことが書かれているというのだ!この古代王国は富士高天原王朝と呼ばれ、縄文時代後期に成立したのだという。そしてここは、巨大な地下宮殿らしいのだ。

 が、どこに入口があるのか、今も機能しているのか、誰かお住まいなのか・・・私の調査ではわからなかった。

 

<UFOって、ホントにただの見間違いですか?>

<古事記にも登場する(?)UFO>

・そもそも、何だかよくわからないものが空を飛んでいる、というのは、ものすごく昔から伝えられてきていたのだ。

 日本の『古事記』にだって、ちゃんと記述がある。神様のひとり、少彦名命は、「天羅摩船」というものに乗って現れるのだ。江戸時代、享和三年には、常陸国に「うつろ舟」というものが出現して騒ぎになったことが、滝沢馬琴の「兎園小説」という噂話を集めた本に記載されている。「うつろ」というからには、普通の船の形ではなかったのだろう。きっと天蓋のようなものが被さっていて、中が中空だったから「うつろ舟」なんだろうなぁ。

 

・ちなみにこの「うつろ舟」は天照大神の六女、淡島さまが女の病に罹り、この船に乗せられて流されてしまった、というちょっと悲しいお話がある。その淡島さまを祀ったのが淡島神社であり、この神社の祭神に少彦名命がいることも、何やら意味深ではある。

 それこそ神話時代から中世、そして現代に至るまで、未確認飛行物体の目撃談は枚挙に遑がない。特に戦争中や軍事施設、原子力発電所などのそばで見られる事が多いようだ。

 

 

 

『深宇宙探訪記』

(オスカー・マゴッチ) (加速学園出版)  1991/8

 

 

都市の大きさはあるクリスタル宇宙船

そうこうするに、白く輝くものが頭上に出現し、急速にその輝きを増していく。間もなく、明るく輝くオーロラがずっと強烈にきらきら輝く光に消されてしまった。巨大な形のものが降下して、視界に入ってくる。都市の大きさはある。だが、途方もないほど大きなボワーッとした塊のクリスタル・シャンデリアのようで、まるでクリスマスの飾り物みたいに様々な色の光を閃かせたり点滅させたりしている。

「何・・・ 何だ それは?・・・・」

私は吃ってしまった。天から現われたものが私達の視野一杯に広がるのに完全に飲まれてしまっていた。私達から23キロ離れたところだ。

 

・「感動するのも当然だ。このクリスタル宇宙船は現在『地上の平和』号と命名されていて、あなたがたの太陽系の惑星間ヒエラルキーの最高の旗艦なのだ」

 

 

 

『家畜人ヤプー』

 (沼正三) (幻冬舎) 1999/7

 

 

 

<飛行島は人間の目に見えない存在に化しているのだった>

・浮力盤の機構は、20世紀科学の用語では説明しがたいが、島の中心部(中央山の岩盤内)の振動素子結晶体から送られる高速四次元微震動が、地球重力遮断に重要な役割を演じていることはいっておかねばならない。島全体が、その上のあらゆる物を含めて、微妙な振動を付与されている。そしてその振動のゆえに、飛行島は人間の目に見えない存在に化しているのだった。島の上空に来て、閉鎖空間であるその重力圏に入り、島の固有振動を自分も付与されない限りつまり、島の外や島の下(地上)からでは見えないのである。扇風機の羽根が回っている時に向こう側が透けて見える、あの理屈である。4次元振動によって3次元世界から視覚的に離脱するのだと表現してもいいだろう。

 

・「実は、どちらも蓄童を空中に飛ばせるためである。この飛行島の人工重力圏では、重さ15キロ以内の物体には簡単に飛揚装置が取り付けられる。それが羽根と光輪である。羽根は正式には双小翼といい、揚力は皆無だが重力盤の作用を消去する振動を合成する。そうすると軽くなって、光輪のヘリコプターの牽引力だけで浮揚できる。この光輪は、白人用の光傘と外見は似ているが、作用はまったく異なる物で、名称も輪状翼(アニユリツト)という。この装置を使用するためには、ヤプーの体重を幼児並の15キロ以下に減少させねばならない。そこで、縮小機に掛けて作り出されたのがペンゼル、すなわち飛揚蓄なのである。

 

・あたりは一面の柔らかな芝生で、ふと身を倒して、両手で葉末をなで回してみたいような衝動にかられる。飛行場らしい建物もなかったが、遠く前方には例の中央山が傲然とそそり立って白く輝き、その手前には山岳を削り成した城が見える。高さは千五百メートルにも及ぼうか。上空からながめた時とは違って、のしかかってくる絶壁の威圧感。

 

・しかも、単なる自然の壮観ではなく、膨大な人力の加工を暗示して、ブルーゲルの描いた『バベルの塔』の絵の持つ迫力を見せていた。―この飛行島全体の基盤にひそみ、これらの山々自体を造成した人工こそ真に驚異に値するものだったが、ここでは、それと自然に同一化して山々を削ったわずかの機械力だけが人為と見えていた。それですらピラミッドや巨大ダムを児戯視せしめる規模を示しているのである。

 

<「高天原」諸景。“飛行島「タカラマハン」”>

・「空中列車は、旋回しつつ下降していく。中央山の中腹にある氷漠(ひょうばく)、氷湖、外輪山脈との間の環状盆地にある密林、へきたん、桃園、外輪の七峰のうち三つがそれぞれ一大城門に削りなされている豪快なふえつの跡、その外側にびょうぼうと広がっている環状平原の、あるいは広潤(こうじゅん)な田野となり、あるいは管理の行きとどいた山林となり、あるいは繁華な都邑(とゆう)を作る有様、所々に湖をたたえつつ、周辺部のいちばん外側を取り巻く幅1キロの環状湖へ流れは入る七筋の川は、森の樹種でも、芝生の上の建物の色彩でも、尖塔の様式でも、花壇の配置でも、流域ごとに異なる七様の景観を提供している。極地の氷河、砂漠のオアシス、いったいどこまでが、人工、どこまでが天然なのか?いや、全部が人間の工作物に違いないのだが・・・・・・」「島の上空に来て、閉鎖空間であるその重力圏に入り、島の固有振動を自分も付与されない限り、つまり、島の外や下(地上)からでは、見えないのである」。

 

・「土壌と岸壁からなる地殻部は、数百メートルの厚さに達するが、その下に百メートルの厚さの引力盤の層があり、さらにその下、飛行島の底面には2百メートルの厚さの浮力盤の層がある。どちらも特殊合金である」。

「飛行島の地理は、直径百キロ、底面の厚さ1キロの円盤の中央に高さ4キロの円錐山がある。それが大雪山スメラで、それを取り囲む外輪山脈は、スメラ山頂から15キロ離れて、ほぼ円周を成し、尾根の平均高1.8キロ、そびえ立つ七峰の平均高2.5キロである」。

 

 

 

『SF百科図鑑』

ブライアン・アッシュ   サンリオ  1978/11

 

 

 

<宇宙放浪文明>

・ジェイムズ・ブリッシュ『渡り鳥都市』シリーズで宇宙を飛行する都市は、特定の目的地をもたないために、こうした“世代船”とはよべないが、宇宙放浪文明ともいうべきものの原点とみなしうるものであろう。反重力推進法が開発され、どんなに大量の物質でも宇宙空間に送り出せるようになると、人類には地球上での変化のない生活にしばられる必然性はなくなるのだ。

 

・これに類似した途方もない発想は、エドモンド・ハミルトンの『浮遊都市(Cities in the Air)』(1929)においても具体化されています。この作品の予言する未来では、人間はすべて地上を離れ、重力に逆らって空中に浮かぶ巨大な円盤の上に都市をつくり、嵐や地震などの心配をせずに生活できるようになっている。

 

 <都市と文明>

・完全にカプセル化され、天蓋におおわれた都市(地上にあることもあれば、地下にあることもある)というアイデアは、ウェルズをも含めた初期の作家たちが用いはじめたものであり、多くの作家が作品の背景としてこの発想を使ってきた。

 

 

 

『ホマティア星の宇宙船に乗って』

  八田佳枝  たま出版  2010/7

 

 

 

・夢と現実が入れ替わったときー夢と思っていたものが現実に、現実だと思っていたものが、夢になったとき私たちは、本当の目覚めを迎えるのでしょう。

 

 <UFO>

・私が一番たくさんのUFOを見たのは、アリゾナのセドナだ。セドナに行く前は、セドナの空にはいつでもUFOが飛んでいるものだと思っていたが、到着してみると、どこにもUFOの姿はなかった。

 

・ずっと星だと思っていたのは、星ではなかった。UFOだったのだ。次の日の昼間はUFOを全く見かけなかったが、夜になって空を見上げると、細長い円柱状のUFOが回転しながら停泊していた。それをその場にいたみんなが見た。他の人と一緒にUFOを見たのは、この時が初めてだった。このUFOの目撃を皮切りにセドナ滞在中、何十機ものUFOを見ることになった。

 

 

 

『世界百不思議』 UFOスペシャル 

    講談社   2010/8/10

 

 

 

 <エハン・デラヴィ氏が語るエイリアンは異次元の“意識体”>

・多くの人がUFOを異星人の乗り物だと考えています。確かにそうした面もありますが、UFOの90%は非物質的なるもの多次元を移動する意識体なのです。

 

・私達が、生きる3次元世界は、いわゆる“意識の世界”である5次元という時空に取り囲まれており、非物質的UFOはそうした異なる次元を移動するため、空間が歪むのだという。

 

・彼は、UFOの90%は異次元の存在だとしながらも、非物質的なUFO、エイリアンの存在を認めている。

 

・特に、20万年前に地球上で人類が突然進化した背景には、異星人による遺伝子操作があったとしか考えられないと主張する。

 

セドナー全米一のパワースポットで巨大な三角UFOが!

・私(フォト・ジャーナリスト)は、過去、幾度かUFOらしき物体を見てきたが、2006年にアメリカ、アリゾナ州セドナで見たUFOは、それまで見たいかなるUFOとも違う、強烈なものだった。

 

・ある番組の取材で、地元のUFO研究家、トム・ドンゴ氏とUFOウオッチングをしていた時のことだ。

 

・振り向くと、遥か先の上空に赤い光を放つ三角形のUFOがぽっかりと浮かんでいた。

 

・居合わせた全員が目撃したが、現場は興奮というより、ほとんど唖然とした空気に包まれた。その物体があまりにも巨大だったからだ。物体が見えたのは、50キロメートル以上の先の上空、飛行機なら豆粒に見える距離だが、それは少なくとも全長1キロメートルあろうかという巨大さで、私は、自分の視覚に自信を失ったように感じたほどだった。物体は1分ほどして、上空に吸い込まれるようにして消えた。

 

・しばらくの間、私は、自分の見たものが信じられなかった。しかし、数日後、ニュースを見ていると、セドナ近郊で再び巨大なUFOの目撃事件があり、その時の目撃者は、「物体の大きさをサッカー場ほど」と表現していたことを知った。やはり目の錯覚ではなかったのだ。

 

・最近全米で目撃が続くこの三角型UFOは、新たな軍事兵器だという説もある。しかし、人間の手によるものとは到底信じられない大きさだ。それは明らかに人間の理解を超えた、何かだったのだ。

 

 

 

『UFOとアセンション』

 直前に迫った2012年の地球激変とホピ族の終末大予言

 中丸薫    Gakken  2010/2/10

 

 

 

 <UFO体験>

もちろん、セドナ(アリゾナ州)に着いたらすぐに、ホピ族が住む居留地へ直行した。ところがその途中―砂漠の中で自動車を走らせている私に、ある神秘体験が起こる。

  ふと気がつくと、頭の上のほうから、なにやらテレパシーらしきものが感じられたことだ。

 

・なにしろ、頭の中に直接、言葉が響いているのだ。あまりにも不思議な感覚に驚いて、ふと窓から空を見あげると、なんとUFOが滞空しているではないか!

  そして私の頭の中に、「アシュター・コマンド・・・・」という言葉が聞こえてきた。

 

 <出会いの連鎖>

・ちなみにアシュター・コマンドというのは、現在、地球周辺の宇宙空間に滞空しているUFO艦隊の司令官アシュターならびに、主サナンダ・クマラという霊的な導きの下に存在する「光の偉大なる聖職者団(グレート・ブラザー/シスター・フッド)」の空挺部隊のことである。彼らは、2012年のアセンションに向けて、地球上にさまざまなメッセージをテレパシーで送っている。

 

 <クエンティンさんとのコンタクト>

・念のために書いておくと、彼(クエンティン)は決して私の妄想や空想の人物などではない、たとえば、私以外にも、オスカー・マゴッチというカナダのトロント在住の人物が著したUFO搭乗と異星人とのコンタクト記録『オスカー・マゴッチの宇宙船操縦記』にも登場している。

 

・なお彼の書の中ではクエンティンさんは、自らを「コズミック・トラベラー=宇宙の旅人」と称し、ある重大な使命を果たすためにいくつかの領域や多次元宇宙を自由に移動する存在:と説明している。

 

 <地底世界>

・高僧アダマによれば、地底には人類が知らないもうひとつの「世界」があるという。

  テロスは、そんな地底世界の都市のひとつで、現在、150万人以上の人々が永遠の平和と繁栄のもとに暮らしている。これはかっては失われた大陸レムリアのコロニーのひとつであり、12人のアセンディッド・マスターからなるカウンシル(評議会)と、そのひとりである高僧アダマによって結成されている。

 

・光の地底都市は、なんと2500以上もあり、それぞれの都市は、「アガルタ・ネットワーク」と呼ばれる光のネットワークで統合されている。テロスの位置は、地表から1.6キロもの地中だ。

  さらに地底世界で最も優勢な都市は「シャンバラ」と呼ばれ、地球のまさに中央―「空洞地球」-に位置している。ちなみにここへは、北極と南極に存在する「穴」からアクセスが可能になっている。極地にあるとされる有名な空洞地球への入口は、実はこの「シャンバラ」への入口なのである。

 

・この「地球製」UFOは「シルバー・フリート(銀艦隊)」と呼ばれ、空洞地球世界の都市アガルタで製造されている。空洞地球にはこのUFOを格納する倉庫があり、地上との行き来もまったく自由にできるようになっているのだ。

 

 <ミリアムのUFO体験>

・路上に出ると彼女は、そこに身長1メートルほどの小さい異星人らしきものがいることに気付いた。なぜか恐怖はまったく感じなかったという。彼女は、ごく自然にその異星人に手を引かれ、導かれた。そして、気がつくとUFOに乗せられていたのだ。

 UFOの中には、さっきの異星人らしき人物とはまったく違って、身長が2メートルはあろうかという大きな異星人がいた。ただ、こちらの異星人は、金髪で青い目をしていた。

  ちなみにこの長身で金髪碧眼という北欧のヨーロッパ人のような外観は、アンドロメダ星雲の人々の特徴でもある。

  私が、「じゃきっと、アンドロメダの人でしょう?」というと、ミリアムは、「そうかもしれませんね」と言っていた。

  そのとき、「アンドロメダ星人」は、なぜか彼女にホピ族について語りかけてきた。

 

 

 

 『天使クラブへようこそ』

(山川紘矢)(マガジンハウス)   1999/9

 

 

 

 <宇宙人に会える日がすぐそこに来る予感がします>

 「そういうこの僕も、一度だけ、確かにUFOを見たことがあります。それはもう10年ほども前のことですが、ある日、知り合いの方で、UFOをいつも見るという若い女性が、赤坂の我が家を訪ねてきたことがありました。彼女には、いつもUFOがくっついていて、彼女を守っているらしいのです。でも、彼女以外には見えないなんて、ちょっと残念、その若い女性が、帰る時、地下鉄の青山1丁目駅まで送っていきました。草月会館の横から青山通りに出て、高橋是清公園のところを左に曲がったときのことです。前方の西の空に、何か不思議な光が見えるのです。あまり大きくない光間のですが、その動きがとても奇妙、クルクルと輪を描くような動き方で、今まで見たこともないようなものです!思わず彼女の顔をのぞき込んで、「あれ、あの光は何?」と聞いてしまったんです。「UFOよ」と彼女は平然として、別にとりたてて驚くことも、喜ぶこともなげでした。やれやれ。

 

・というわけで、僕もとうとう、彼女と一緒にいたおかげで、UFOを見てしまったらしいんです。そんなに大きなものでもなく、単なる光で、たいしたものではなかった、というのが、僕の感想です。もっとちゃんとしたコーヒー皿みたいな形のUFOか、ぜいたくかもしれませんが、UFOが編隊を組んで飛んでいるのとかを見てみたいのです。

 

・最近、アリゾナ州で大勢の人が目撃したそうですが、日本ではあまりニュースになりませんでしたね。皆さんの中で、UFOだけでなく、宇宙人が見える人がいますか?この間、バシャールあや子さんという方に会ったら、彼女は、アリゾナ州のセドナに行った時、宇宙人に会ったのだと言ってました。背が低くて可愛いのだそうです。そして、とても友好的なんだということで、その宇宙人と話をしたとも言っていました。彼女は、宇宙人の口真似、動作までもしてくれたのです。でたらめな作り話をする人とも思えないから、きっと本当のことなんだろうと思います。彼女は、エササニ星の住人、バシャールをチャネルする人なのだから、宇宙人にあっても、不思議ではないということでしょうか。しかし、同じ場所にいた人でも、その宇宙人が見えない人もいるそうです。特定の人にだけ見える透明人間のようなものなのかな? やっぱり、見えない僕にとっては不思議です。

 

UFOを見たという人の話はよく聞きます。有名なちゃんとした人もいっぱいいるんです。一人一人の体験は、本当にそれぞれです。僕たちが最初に翻訳したシャーリー・マクレーンの『アウト・オン・ア・リム』(地湧社、角川文庫)には、UFOを見た人の話、さらにはマヤンという名の宇宙人に会ったという話が出てきます。マヤンは小柄な女性で、アーモンド形の眼をしていたそうです。その『アウト・オン・ア・リム』には精霊も出てくるのですが、僕は訳している時、精霊の話も、宇宙人の話も、まさか、そんなことはありうるはずがない、って思っていました。

 

・そうしたら、精霊のほうは本当に出てきちゃったんです。サン・ジェルマン伯爵という人《?》です。最初はアメリカ人のリア・バイヤースというチャネラーを通してでてきたのですが、初めて、サン・ジェルマン伯爵と話した時、『近い将来、チャネラーを通さないで、直接、お前たちと交信するから』と言われたのです。でも、その話は、とても信じられなかった。しかし、それは本当だったのです。サン・ジェルマン伯爵からのメッセージを、直接テレパシーで受け取ることが出来るようになり、それを自動書記でノートに書き写し、いろいろなことを教えてもらいました。講演会やセミナーの時は、僕たちのまわりにいて、精霊たちがすべてを取り仕切ってくれるのです。実際に自分に起こっていることですから、これはもう疑いことはできません。このことから察しえるに、友好的な宇宙人だって、いつ何時、僕の目の前に現れるかもしれない、ということになります。

 

・ある知り合いの男性のことなんですが、彼は宇宙船の中で行なわれた国際会議ならぬ、宇宙会議に出席したことがあると、声をひそめて僕に言ったんです。彼は何か怖がっている様子で、詳しい話はしてくれませんでした。他人には話してはいけないと口止めされていると言っていました。怪しいよね。この話は、いくらこの僕でも、素直には信じられないのですが・・・・・。でも仮に、この僕が自分には天使がくっついていて、いろいろ教えてくれるんだ、とそこらの人に言っても、『まさか、そんなこと』と人には思われることでしょう。僕も、宇宙人に会った、と言う人ぐらいまでなら信じられるけれど、宇宙船の中で、会議に出席したという話を聞いても、『まさか、そんなこと』となかなか信じられません」。

 

 

 

『三島由紀夫の霊界からの大予言』

(霊界通信が警告する地球破局後の人類)

(太田千寿)(にちぶん文庫)  1984/10

 

 

 

・編集部「霊界へ行ってから、肉親とか親類とかいう血縁者や、生前親しくしていた人たちに会えるのでしょうか?」

 三島「めぐり会える人と、なかなか会えない人といます。霊界へ行くと輪廻転生のもとへもとへと帰っていくのです。だから、かならずしも会えるというものではありません。霊界に来て、すぐに三段も四段も上がってしまう霊魂もあるのです。それは、霊界では霊力の強い魂が修行している段階に、引っ張られていってしまうのです。そういう仕組みになっていますから、肉親と霊界でのサイクルが、よっぽど同じでなければ会えないでしょうね。僕は、妹にはすぐに会えましたけれど、まだ父にも祖母にもめぐり合っていません。いつか会うときがあるかもしれませんが、それがすぐくるのか、何十年、何百年先か分からないのが実情です」。

 「たとえば、幽霊の出るのも、霊界の一種の演技です。霊界には完全にコンピュータ式になっている映像システムがあって、それを使って幽霊を人間界に送り込んでみる」。

 

 

 

 『銀河のスクロール』

(星乃遊子) (太陽出版)  1999/1

 

 

 

<日本に最初に降り立ったのは、シリウス人で、天使の存在だった。現代人はテレパシー能力を失ってしまった。>

<シリウス人の贈り物>「シリウスの幾何学模様のネット」

・地球の次元上昇に積極的に係わる決定をした宇宙の存在たちは、縄文時代に肉体を持ち、日本に居住していました。日本に最初に降り立ったのは、シリウス人で、彼らは東北地方の青森県を中心に、下北半島、津軽半島、十和田湖周辺から秋田県の一部や岩手県全域に渡り活躍していました。

 

非常に博学で穏やかなシリウス人は、縄文人に文明の手ほどきをし、精神性を高める導きをしました。そして、東北の地で統合を目指す人種の交配に携わり、その種を縄文人に植え付け、『統合を目指すアジア人種』を作り出し、幾世紀にも渡って種を増やし、人間のグリッドとして存在し続けるように計画したのです。この混合種を生み出す遺伝子操作の知恵を与えてくれたのは、外宇宙(私たちの住む銀河の外)の創造の役割を担う大マゼラン銀河の存在でした。

 

現在も東北地方一帯は、大切な役割をする地場としてボルテックスやグリッドが設定され健在であり、崇高なエネルギーを感じとれる場として静かに控えています。シリウス人の居住範囲は、北海道、東北、信越、関東、中部、西から南は瀬戸内周辺全域に広がりましたが、日本海側の新潟、北陸、鳥取、島根までは、グリッドの設定も限られており、居住という形はとっておりません。

 

 <「シリウスの黄金のネット」>

・「宇宙の中心太陽とシリウス、プレアデスのエネルギーが点火され、さらにマヤ、天王星のエネルギーが添加、黄金色に光り輝くエネルギーグリッドが完成しました」。

 「惑星ニビルと木星、土星の生命体は、宗教で地球人を簡単に洗脳できることを見抜き、『示し申したもの=神』となりました。ニビルや木星、土星の選民になりたがった者に権力支配の力を与えたのです。そこで、高次元の存在をはじめシリウスの存在は、三次元の地球上の生命体全てが四次元以上の彼らと同様に、魂の自由な選択ができ、多次元宇宙とテレパシーで交流ができるようにするため、太古の昔から今にいたるまで、努力をしているのです」。

 

 

 

2012年にパワーをもらう生き方』

 セドナUFOコネクション

 リチャード・ダネリー  徳間書店  2009/9/17

 

 

 <指揮官アシュタール>

・クウェッツアルによれば、アシュタールは本命をアルスィークと言い「最も高等なギゼー知性体」と呼ぶ者の従兄弟にあたりギゼーの知性体はしばしばセミヤーゼのグループと対立しているのだという。

クウェッツアルはまた、アシュタールの一派がアドルフ・ヒトラーの後ろ盾だったという、かなり奇抜な主張を唱える。アシュタールが常に愛についてキリストの教えについて話そうとしている事実に照らして考えると、これは相当大胆な主張である。実はアシュタールは、かってイエスであった存在は現在「サナンダ」と名乗っており、アシュタールとともに彼の宇宙船に住んでいる、と言っているのである。さらにクウェッツアルはファティマの奇跡を起こしたのもアシュタールの一派であるという。もしそれが本当ならアシュタールがヒトラーの後援者であったという主張とまったく相容れない。

 

・ビリー・マイヤーと接触のあるプレアデス星人、「セミヤーゼの一派」がアシュタール及び「高度に進化した者」と対立していることは確実と思われる。

 

 

 

『ルシフェリアン』 

世界と日本の絶対支配者

ベンジャミン・フルフォード   講談社 2011/12/21

 

 

 

 2012年が人類の転換点に>

・私は、2012年が人類の転換点の年になると思っている。なぜなら、この年に、ルシフェリアンが巨大な陰謀を実現させるため、何か仕掛けてくる可能性が高いと判断しているからだ。

その根拠は、まず2012年という年代そのものである。というのも、この年の1223日にマヤ歴が終わるのだ。マヤ暦は遥か昔に作られたものだが、天体観測を正確に行っており、1年を365.2420日とする正確な暦である。この暦の終焉を、ルシフェリアンが終末思想とリンクさせ、利用するのではないかと私は危惧している。

 

・また、2012年というのは、フォトン・ベルト、すなわち銀河系にあるといわれている高エネルギー光子のドーナツ状のものに、地球が突入する年とされている。

 一部のオカルティストが主張するには、このときに人類の遺伝子構造が変化し進化するという。もちろん、私は、このような話を信じていない。しかし、この人類の進化にひっかけてルシフェリアンが何か企んでいるのではないかと警告を発したい。

 

 

 

『怪談四代記』   人霊のいたずら

小泉凡     講談社   2014/7/24

 

 

 

<異界への想像力――アイルランドの不思議な出会い>

<バンシー>

・スライゴは別名イェイツ・カントリーともいわれ、妖精譚を採集し再話したノーベル文学賞詩人のウィリアム・バトラー・イェイツがとりわけ心の故郷と感じた場所だ。イェイツはこの地でおもにパディ・フリンという老人から採話した妖精譚を『ケルトの薄明』(The Celtic Twilight)として上梓した。その中には、神隠しにあったという人の話や家付きの妖精の話などさまざまな妖精譚が収録されている。たとえばこんな話だ。

 大体どこの谷間や山の辺でも、住民の中から誰かがさらわれている。ハート・レークから23マイル離れたところに、若い頃さらわれたことがあるという老婆が住んでいた。彼女はどうしたわけか、7年後にまた家に戻されたのであるが、その時には足の指がなくなっていた。踊り続けて、足の爪先がなくなってしまったのである。

       (井村君江訳『ケルトの薄明』ちくま文庫)

 

・この話を読むと、多くの読者の方は柳田國男の『遠野物語』第8を思い出すだろう。

 

 黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。

 

 松崎村の寒戸というところの民家にて、若き娘梨の樹の下に草履を脱ぎおきたるまま行方を知らずなり、三十年あまり過ぎたりしに、ある日親類知音の人々その家に集まりてあるし処へ、きわめて老いさらぼいてその女帰り来たれり。いかにして帰って来たかと問えば、人々に逢いたかりしゆえ帰りしなり。さらばまた行かんとて、ふたたび跡を留めず行き失せたり。その日は風の烈しく吹く日なりき。されば、遠野郷の人は、今でも風の騒がしき日には、今日はサムトの婆が帰って来そうな日なりという。

 

(柳田国男『新版 遠野物語 付 遠野物語拾遺』角川ソフィア文庫)

 

・「サムトの婆」は、梨の木の下で神隠しに逢った娘が、30年あまりたって束の間戻ってきて、また異界に帰って行くという話だ。さらに『遠野物語拾遺』の135話には青笹村中沢の新蔵という家の先祖に美しい娘があり、神隠しにあって六角牛山の主のところへ嫁に行ったが家が恋しくなって束の間戻ってきたという話もみえる。

 

ここでアイルランドと日本の神隠し譚に共通するのは、連れ去られるのは女性であるという点と、何年かして一度は戻ってくるという点、さらにこういったふしぎな出来事は、町中ではなく異界に近い村はずれや山麓などで起こりやすいという点だ。時間帯は概して日没や夜明け前の薄明の頃。The Celtic Twilightという書名も当然、妖精出没の時間帯を意識しての命名だったと思われる。また、行方不明者が出た場合に、失踪事件ではなく神隠しとしてとらえ、異界の力の関与を認め、異界への畏怖の念を物語として伝えていくという点も両者に共通する精神性だ。

 

・しかし違いもある。柳田國男は「天狗の話」(『妖怪談義』)の中で「フェアリーの快活で悪戯好でしかも又人懐こいような気風はたしかにセルチック(ケルト的)である。フェアリーは世界のお化け中まさに一異色である。これに比べると天狗はやや憂鬱である。前者が海洋的であれば、これは山地的である」と、日本とアイルランドの神隠しの容疑者のイメージの差異を述懐している。

 

・アイルランドには家付き妖精の話も多い。イェイツは「家につく幽霊は、普通は無害で人に好意的なものである。人はその幽霊に、出来るだけ長くとどまってもらおうとする。こうした幽霊は、自分の居る家の人々に、幸運をもたらす」と言っている。また柳田國男やハーンが親しんだトマス・カイトリー『フェアリー神話学』(The Fairy Mythology,1850)にもアイルランド南部コーク州の紳士の家に住みついたクリルコーンという家付きの妖精の話が載っている。クリルコーンは家事を手伝うが時に待遇が下がると仕返しをした。煩わしくなった家族は引っ越しを決意するが、自分も連れて行けと妖精に駄々を捏ねられ、引っ越しを断念し、妖精は主人の死後もその家に住み続けたという話だ。

 

・柳田國男はイェイツの『ケルトの薄明』などを読んで、アイルランドのこんな家付き妖精の存在を知り、柳田に原「遠野物語」を語った話者佐々木喜善に興奮して「愛蘭(アイルランド)のフェアリーズにはザシキワラシに似たるものもあり」と手紙を認めたほどだった。ケルト世界では家に住んで仕事を手伝う妖精は一般にブラウニーという名で知られている。アイルランドではプーカと呼ばれる。見られるのを嫌がるので夜の間に仕事を手伝い、少しの食物を与えたりすると、それを自慢しに妖精の国に帰ってしまうと言われている。

 ケルトと日本の超自然的存在には共通する神性がある。ハーンも柳田もそれに気づいていた。

 

・余りの寒さで、海岸の近くにあった小さな店に飛び込んだ。日用品のほかにポストカードなど観光客向けのお土産も扱っている小さなよろず屋だった。店の奥に手作りのセント・ブリッジド・クロスが置いてあったので思わず手にとって眺めてしまった。

 

 これは、インボルグと呼ばれるケルト民族の節分行事の際に、悪霊退散、無病息災を念じて麦わらやイグサでつくる魔除けだ。日本の各地でも節分のころにヒイラギの枝に鰯の頭を刺して門口に飾る習慣があるが、それと心意は同じものだ。地域によって形状が違うが、スライゴのものは4枚の麦わらでつくった羽根を組み合わせて十字形に仕上げている。お土産用として小奇麗に加工されたものはダブリンでも見たことがあったが、こんな素朴な手作りのものははじめて見たのでやや興奮気味だった。インボルグは21日に行われ、現在でもアイルランドの小学校では子どもたちがこの魔除けの作り方を習っているという。カトリックの国でありながらこんな根強く民衆の間に浸透した民間信仰があるのが、アイルランドの文化を奥行き深く多彩にしている。

 

・地元のお客と会話を楽しんでいた店員の老婆が、3人の中で私をめがけて近づいてきた。セント・ブリッジ・クロスに興奮していたのできっと説明してくれるのだと思って微笑みながら挨拶を交わした。ところが、こう切り出された。

 

「あなた、妖精好きでしょう?」

何で、3人の中で自分を選んでそんなことを訊くのだろうか。

「はい、興味があります」と正直に答える。

「聞いて欲しい話があるのよ。私は48歳の時に夫に先立たれたの。夫が亡くなる前の晩、バンシーが枕元にやってきて目を赤くはらして泣いたのよ」

 

・バンシーとは、アイルランドの裕福で家格のある旧家に住み着くといわれる妖精だ。「シー」はアイルランド語で「妖精」、「バン」は「女性」をあらわすので、まさに「女の妖精」。裕福な家に住みつくという点では座敷わらしとも似ているが、家族の死を予兆する妖精として知られ、その不気味さは座敷わらしのイメージとは異なっている。老婆はその姿を詳しく語ってはくれなかった。

 

・しかし一般にバンシーとは天寿をまっとうできず亡くなったその家の女の霊で、青白い顔で流れるような長い髪をもち、常に泣いている目は火のように赤い。緑の服の上に灰色のマントを着ているといわれる。バンシーの話を人にすることはある意味では自分の家筋への誇りを語ることになるのかもしれない。

「私はその場面を今もはっきり思い出すことができるの。その後まもなく私の夫は死んでしまったの。バンシーが告げた通りになったわ。だから私はバンシーの存在を信じているの」

 

<ハッピー・ゴースト>

・「娘のキアラは今、中学生になったけど、この子は小さい頃いつも暖炉のまわりで家族以外のものと会話を楽しんでいたんだ」

 

「家族以外の?」

「そう、もちろんそれはゴーストだよ。一人っ子のキアラはいつも暖炉のそばで老婆と遊んでいたんだ。老婆といっても上品なきちっとした身なりをしていたらしいよ。キアラが学校に行くときは彼女が門まで見送りに来て、キアラも彼女に手を振るんだ。きっとこの城の住人だったんだろう。でも、安心して!祟りをするようなゴーストはこの家にはいないよ。むしろハッピー・ゴーストだよ。ガーディアン・エンジェル(守護天使)といってもいいかもしれないな」

 

・その数日後、日本へ帰国し、撮影した写真のデータを妻がパソコンに取り込んだ。もちろん、ショーンの家でもずいぶん写真を撮っていた。一枚ずつ、クリックしてみると、何枚かにどうも気になる共通点が感じられた。それは、ショーンの家の暖炉の前で撮った写真だけにみられたのだ。白っぽいぼやっとした球状のものが写っている。まあ、光線の加減でこんなオーブが写ることも珍しくないことと自分で納得するしかなかった。

 数日後、パソコンを開いて、少しだけドキドキしながらその写真を開いてみる。するとどうだろう。玉が移動している。直感的に思った。でもそんな馬鹿なことはあり得ない。記憶が曖昧なだけだ。自分にそう言い聞かせた。

 

・そして1週間後、今度はかなりドキドキしながら例の写真を開いてみる。するとどうしたことか、明らかに玉が場所を変え、サイズも大きくなっている。おまけに増殖し光度を増しているではないか。もう我慢できない。

 ショーンが来日した時、妻が実際の写真を見せながらショーンに「オーブが動くよ!」と説明した。

「そんなことはよくあるさ。ハッピー・ゴーストだよ。からかって遊んでるだけさ!心配しなくていい。俺が連れて帰るからもう動かなくなるよ」

 

・アイルランドの田舎に暮らしていると、異界と現世は今も日ごろから交渉を続けているようだ。そんな豊かな心が羨ましいと思った。ハーンもダブリンの家で過ごした少年時代、「夜となく昼となくそれを見たという理由で、その当時、私は幽霊とお化けを信じていた」と自叙伝「私の守護天使」に回想していたことを思い出す。

 ショーンの言葉通り、その後、オーブは決して動かなくなった。

 

<ゴーストツアー>

・人気のあるツアーのようだ。翌朝、9時前に再訪し、無事、チケットを手に入れた。そして夜8時にゴーストバスに乗り込んだ。魔女のようないでたちのガイドがさっそくダブリンの怪談を語り始める。ほとんど俳優の域に達している。「ダブリンの取り憑かれた聖堂の謎解き」をテーマに掲げているこのツアーは、クライスト・チャーチという12世紀にできた石造りの有名な大聖堂をまず訪ねる。

 

10時ちょうどに、オコンネル通りのダブリン市交通局本社前に戻ってきた。これは、実に魅力的だ。参加者の遊び心と恐怖心と知的好奇心をバランスよく刺激するツアーである。そのバランス感覚が絶妙。こんな気持ちにさせるのはひとえにガイドの力量によるものであろう。そしてノーベル文学賞作家をここ100年以内に3人も輩出した文学の都ダブリンの特長を現代的感覚で巧みに生かしているようにも感じた。

 

・帰国後、ただちに2006(平成18)年から松江市内の観光文化施設の管理運営をはじめたNPO法人松江ツーリズム研究会と相談し、同年夏に試験的に松江市交通局からレトロ調のバスを借り上げ、自分がガイドをつとめるゴーストツアーを実施した。参加者から好評を得て、その後、恒常的な観光プランとして実施しようという意欲をかきたてられた。

 

 

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