2014年2月3日月曜日

今度は人口に占める勤労者のウェートが低下する。すると働く人々の負担が重くなるので経済が停滞しやすくなる。これが人口オーナスである。


 

 

超長期予測『老いるアジア』   変貌する世界人口・経済地図

小峰隆夫、日本経済研究センター   日本経済新聞出版社 2007/10

 

 

<人口ボーナスと人口オーナス>

・本書は、人口を軸としてアジアを中心に2050年までの世界経済を展望したものである。人口を軸としたのは大きな理由がある。それは、人口予測は比較的不確実性が小さいということである。

 

・人口ボーナスというのは、経済の発展段階のある一時期に、人口構成が成長を後押しする時期が訪れるという考え方である。つまり、経済が発展し所得水準が上昇すると、最初の段階では人口が増加し、やがて少子化が始まる。すると、過渡期において人口に占める勤労者のウェートが高まる時期が来る。この時期は働く人々の負担が小さいので、経済が成長しやすい。これが人口ボーナスである。 

 

・しかし、これは過渡期の現象であり、やがて増えていた勤労者層が高齢化すると、今度は人口に占める勤労者のウェートが低下する。すると、働く人々の負担が重くなるので、経済が停滞しやすくなる。これが人口オーナスである。

 

・これをアジアに適用すると、驚くべき展望が現れる。まず、アジア諸国は、6570年頃からいっせいに人口ボーナスの時代に入っていた。すると、アジアが世界の成長センターとなったのは、人口ボーナスがもたらしたものだということになる。ところが、この人口ボーナスの時代はまもなく終わりを告げ、アジア諸国は順次、人口オーナスの時代に入っていく。つまり、人口がアジアを変えるのは、人口ボーナスの時代が終わり、人口オーナスの時代に入っていくからだということになる。

 

・ただし、本書は、決してアジアの時代が終わるという悲観論を展開しているわけではない。

 

<人口大国中国の行方>

<いびつな人口ピラミッド>

・我々の予測では、204550年に中国の合計特殊出生率(以下、出生率)は1.30にまで低下する見通しで、日本などと同様に少子化の一途をたどる。

 

2025年頃には14億人超とピークを迎える。その後は人口減少局面に入り、2050年には12.6億人と、2000年頃の水準へ逆戻りする見通しである。

 

・経済が発展した豊かな沿岸部の都市部では、人口ピラミッドはさらにいびつな形になる可能性がある。

 

<人口構成の大幅な変化>

・中国では、05年時点で高齢化社会に突入している。2050年には老年人口割合が26.1%と約3倍の水準まで上昇し、高齢社会(高齢者の比率が14%以上)へと移行する見通しである。

 

<経済成長への影響>

・予測では、中国のGDP成長率は次第に減速し、2040年代には1%にとどまる。その要因としては、①労働人口が大幅に減少する、②高齢化に伴い国内貯蓄が減り、投資率が徐々に低下する、③全要素生産性も伸びが見込めないーなどがある。

 

<先行きの課題>

・高齢者の増加に対応するためには、社会保障制度の確立が不可欠だが、現時点では社会全体をカバーする統一的で効率性の高い制度はできていない。

 

・財源の不足やカバー率の低さといった問題も含め、社会保障については未解決の問題が少なくない。制度的な対応がきちんとできないと、家族の負担が重くなる恐れが強い。

 

<少子高齢化で足並みを揃える韓国・香港・台湾>

<日本を上回る少子化スピード>

・NIES(新興工業経済地域)として急速な経済発展を遂げた韓国、香港、台湾は少子高齢化という点でも日本と同じような道を歩んでいる。産業構造の高付加価値化で見られた雁行形態型の現象が人口面でも観察されるが、NIESの一部産業が日本を凌駕する力をつけてきたように、少子高齢化についても日本を上回る速さで進んでいるケースもある。

 

<高齢化でも日本を急迫>

・少子化の進展は必然的に人口の高齢化を招く。韓国、香港、台湾は今後、社会の高齢化にも直面しなければならないが、日本をすでに追い越してしまった少子化のスピードに比べると、高齢化については日本をまだ追いかけている段階である。

 

・人口の変化が世界、特にアジアの経済を変えるだろう。

 

<未来のためのコストを担う>

<雁行形態の先頭ランナーとしての日本>

・今後、アジアの国々はちょうど日本がたどったように、少子高齢化の道をたどることになる。人口ボーナスの時期は終わり、人口オーナスの時期に入っていく。日本はその先頭に立ち、人口の変化によってもたらされている諸困難に真っ先に直面している。

 

・こう考えてくると、日本の役割は明らかである。それは、日本が自らの人口オーナスから来る諸問題を解決していくことである。そうすることによって、日本は後から来るアジアの国々に、進むべき道を示すことができる。

 

<人口ボーナスは一時的だが、人口オーナスはいつまでも続く>

・人口オーナスに対応するためには、基本的に二つの道がある。一つは「人口オーナスの下でも困らないようにする」という道であり、もう一つは「少子化をストップさせることにより、人口オーナスそのものを消してしまう」という道である。

 

・この労働力人口減少への対応としては、高齢者、女性の労働参加率を高めることが考えられる。

 

・こうした貯蓄率の低下に対しては、貯蓄率そのものを引き上げるのは難しいので、海外からの資金流入を増やす(特に日本の場合は対内直接投資を増やす)ことと、貯蓄を有効に使うことが必要となる。第3は、生産性を高めることである。

 

・人口オーナス問題への根本的な対応は、人口オーナスそのものをなくすことである。具体的には、少子化・人口減少をストップさせることである。

 

<日本の針路>

・要するに、日本は「超大国路線」を歩むことは難しいということであり、経済規模では勝負できないということである。

 

・しかし、日本はそれほどの経済大国にはなれないのだから、円を国際通貨にしたり、日本語を国際言語にするようなことはかなり難しいといわざるをえない。

 

・「小国」というほど相対的に規模が小さいわけではないので、日本を戦略的に中途半端な状態に置くことになるかもしれない。一方、日本がもっと小国であれば、思いきったグローバル化路線を取ることが可能である。



私が思うこと、聞いたこと、考えること

2050年の超長期予測は、コンピュータのシュミュレーションを使ったりして予測されたりするものと思われますが、期間が長くなると要因が大きく変化するので予測は難しいようです。

 

・日本の場合は、中国やインドと違って人口大国ではないので、規模的には戦略的に中途半端になるようです。しかし、技術革新を考えると効率の良い、高付加価値の情報社会へより一層高度化していけると思います。独自の日本型戦略・戦術を考えるべきでしょう。日本型戦法が求められています。少子化を無理に変えていくことは難しいと思います。

 

・労働力が減っても、能率の良い働き方、生活の仕方を実践できるように研究していく必要がありそうです。現在でも多くの外国人労働者が職を求めて来日しているように、移民を認めなくても外国人労働者は、将来的に1000万人増えると見る予測もあるそうです。世界的に失業者が増えていますので、人口は減った方がよいと思います。「環境の変化に適応した生物だけが生き残る」といわれるように経済環境の急激な変化に常に対応して資源小国の日本はサバイバルする必要があるそうです。

 

・「人口ボーナスは一時的だが、人口オーナスはいつまでも続く」ということで、人口オーナスは不可避なことなのです。環境に適応していく経済的な工夫が必要かと思われます。あらゆる面での能率を上げていくことが、必要で、人件費がますます上がるように工場をロボット化していくことで対応できます。アメリカのように人件費の高い国では、人の使い方やビジネス、雇用方法も工夫研究されていくそうです。例えば、セルフ式のガソリンスタンドが増えてきたように、自動販売機のような無人化、コンピュータ化、ロボット化の流れは加速化しています。

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UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか!?」

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